トルコ・カッパドキアの観光というと気球ツアーや洞窟ホテルが真っ先に思い浮かびますが、せっかくならカッパドキアらしい奇岩の谷もゆっくり見ておきたいところです。そこでおすすめしたいのが、ギョレメとウチヒサールの間に横たわるピジョンバレー(鳩の谷/Güvercinlik Vadisi)です。
ピジョンバレーの最大の魅力は、なんといっても入場無料で楽しめること。チケットカウンターも予約も不要で、展望エリアから絶景を眺めるだけでも十分に満足できます。
この記事では、私が実際にピジョンバレーを訪れたときの体験をもとに、場所・行き方・入場料・現地でお金がかかるポイントまでをまとめて解説します。
【結論】ピジョンバレーは入場無料・予約不要で奇岩の谷を展望できる!
結論からお伝えすると、ピジョンバレーは入場料無料・予約不要の自然景観地です。入場ゲートも閉門時間もなく、誰でも自由に訪れることができます。
- 入場料:無料
- 予約:不要
- 場所:ギョレメとウチヒサールの間(全長約4km)
- 所要時間:展望台だけなら20〜40分、谷を歩くハイキングなら1.5〜3時間程度
カッパドキアの気球ツアーや洞窟ホテルは費用がかかりがち。その一方でピジョンバレーはお金をかけずにカッパドキアの絶景を楽しみたいという方に向いているスポットです。
Klook.comカッパドキア・ピジョンバレーの基本情報
ピジョンバレーとは?

ピジョンバレーは、カッパドキアの中心地・ギョレメと、その西に位置するウチヒサールを結ぶ渓谷です。谷の岩肌には鳩の巣が無数に掘られており、それが名前の由来になっています。かつてこの地域では、鳩の糞をぶどう畑や畑の貴重な肥料として利用していたほか、フレスコ画(壁画)の発色を保つために使われていたともいわれています。
鳩小屋の中には小さな出入り口と、鳩が巣を作るための棚状の窪みが掘られており、その作りを間近で見られるのがピジョンバレーならではの体験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | ピジョンバレー(Güvercinlik Vadisi/鳩の谷/Pigeon Valley) |
| 住所 | ウチヒサールとギョレメの間に広がる渓谷 展望台(Pigeon Valley Viewpoint) Aşağı, Adnan Menderes Cd., 50240 Uçhisar/Nevşehir, トルコ |
| 営業時間 | 終日開放(入場ゲート・閉門時間なし) |
| 入場料 | 無料 |
施設として管理されているわけではないので、営業時間を気にせず早朝や夕方に立ち寄れるのも大きなメリットといえます。ただし日没後は足元が暗くなるため、ハイキング目的の場合は明るい時間帯に行動するのが安心です。
ピジョンバレーの予約と支払方法
ピジョンバレーの予約
ピジョンバレーは個人で訪れる場合は予約不要です。入場チケットもなく、当日ふらっと立ち寄ることができます
一方で、ツアーで訪れる場合は事前予約が必要です。ピジョンバレーはカッパドキアの代表的なツアーであるグリーンツアーの立ち寄り先になっていることが多く、ツアーを予約すれば移動・ガイド付きで効率よく回ることができます。
予約方法は主に次の3つです。
- 宿泊しているホテル経由で手配する
- ギョレメ中心部のツアー会社で手配する
- ツアー予約サイト(klook、GetYourGuideなど)で事前予約する
繁忙期は当日手配だと希望のツアーが埋まっていることもあるため、事前にオンラインで予約しておくのが安心です。私が以前グリーンツアーに参加したときも、オンラインで事前予約していたおかげでスムーズに参加できました。グリーンツアー全体の流れについては、あわせて下記の記事も参考にしてみてください。
Klook.comピジョンバレーの支払方法
ピジョンバレーは入場料が無料のため、入場のための支払いは発生しません。
ただし、展望エリアや谷の周辺では任意でお金がかかるサービスがいくつか用意されています。現地で思わぬ出費にならないよう、あらかじめ把握しておきましょう。
| 支払いが発生するもの | 補足 |
|---|---|
| カフェ・軽食(展望エリア) | お茶・コーヒー・軽食 |
| 駐車場 | 展望エリア周辺に駐車スペースあり (無料の場所が多い) |
| 鳩の餌 | 鳩やスズメにあげる餌を土産店で販売 |
| ナザールボンジュウ(お守り) | 願いの木に吊るすお守り |
このように、ピジョンバレー本体は無料ですが、展望エリアは土産店やカフェが並んでいるため、ついつい買い物をしてしまいがちです。ツアーで訪れる場合は滞在時間が短いことも多いので、買い物は計画的に。
支払いはトルコリラが基本ですが、観光地の店ではユーロやカードが使えることもあります。念のため現金(トルコリラ)を少し持っておくと安心です。
ピジョンバレーはどこにある?
ピジョンバレーの場所
ピジョンバレーは、ギョレメとウチヒサールの間に位置しています。両者の間は約4kmで、渓谷がその2つの町をつなぐ形になっています。
ウチヒサール側の入り口には広い展望エリアがあり、バスが停まれる駐車スペース、カフェ、土産店が集まっています。
ピジョンバレーへの行き方・アクセス方法
ピジョンバレーへのアクセスはギョレメからもウチヒサールからも徒歩・タクシー・ドルムシュ(ミニバス)でアクセスでき、ツアーを利用する場合は送迎付きで展望エリアまで運んでくれます。
| 出発地 | 手段 | 目安・ポイント |
|---|---|---|
| ギョレメ | 徒歩 | 約4km・1〜1.5時間程度 |
| ギョレメ | タクシー | ウチヒサール側の展望エリアまで短時間。 |
| ギョレメ | ドルムシュ(ミニバス) | ウチヒサール行きに乗車 |
| ウチヒサール | 徒歩 | ウチヒサール城周辺から展望エリアまで徒歩すぐ |
| 各ホテル | ツアー | グリーンツアー等で送迎付き |
もっともおすすめなのは、ツアーでの移動です。カッパドキアでは朝早くから気球を見たり、それ以外にも見どころがたくさんあります。結構体力を消耗するのと、異国の地で長い距離を歩くのはあまりおすすめしません。
ツアーでピジョンバレーに立ち寄れるのであればそれに越したことはないでしょう。ウチヒサール周辺で宿泊している場合は、散策がてら歩いてみるのもいいかもしれませんね。
ピジョンバレーの見どころ
ここからは、ピジョンバレーで実際に見ておきたいポイントを紹介します。展望エリアだけでも見どころは十分ですが、時間に余裕があれば谷を歩いてみると、ピジョンバレーの魅力がぐっと深まります。
鳩の巣がびっしり彫られた岩肌

ピジョンバレーという名前の由来を体感できるのが、岩肌一面に掘られた鳩小屋です。柔らかい凝灰岩の壁に、小さな出入り口と内部の棚状の窪みが並んでおり、その数と密度には圧倒されます。鳩小屋の始まりについては諸説ありますが、9世紀頃から鳩を飼い、その糞を肥料として活用してきたといわれています。現在は肥料として使われることはありませんが、かつての人々の暮らしが岩肌に刻まれていると思うと、ただの奇岩とは違った見え方をします。
ナザールボンジュウの木

ウチヒサール側の展望エリアにあるのが、青いお守り「ナザールボンジュウ」で埋め尽くされた木です。トルコでは、ナザールボンジュウは嫉妬や悪意から身を守るお守りとして親しまれており、この木は願いを込めてお守りを吊るす「願いの木」として人気のフォトスポットになっています。青いガラス玉がびっしりと吊るされた様子はとてもフォトジェニックで、背景に奇岩を入れて写真を撮るのが定番です。
私が訪れたときも、この木の前で多くの観光客が写真を撮っていました。近くの土産店では大小さまざまなナザールボンジュウが売られているので、自分用のお土産を探すのにもぴったりです。
渓谷を歩くハイキングトレイル
時間に余裕があるなら、谷の中を歩くハイキングトレイルにぜひ挑戦してみてください。ウチヒサール側の案内板には約4.095kmと記載されており、ギョレメまでの道中では洞窟住居やフレスコ画の跡、岩をくり抜いたトンネル、そして谷ならではの緑豊かな風景を楽しめそうです。
ピジョンバレー観光の注意点とおすすめの時間帯
ピジョンバレーを気持ちよく楽しむために、訪れる前に押さえておきたいポイントをまとめます。谷は整備された観光施設ではなく自然の地形なので、事前の準備が快適さを大きく左右します。
- 時間帯:混雑を避けるなら午前中、写真を撮るなら朝の柔らかい光か夕方がおすすめ
- 服装・持ち物:歩きやすい靴、飲み水、帽子、日焼け止め
- シーズン:春(4〜5月)と秋(9〜11月)が歩きやすい
私がツアーで訪れたタイミング(2月)では、季節的にもトレッキングしている人はいませんでしたが、初めて訪れる方や時間が限られている方はまず展望エリアで絶景を楽しむだけでも十分に満足かと思います。
まとめ
ピジョンバレーは、入場料無料・予約不要でカッパドキアらしい奇岩と鳩小屋の絶景を楽しめる、とてもコストパフォーマンスの高い観光スポットです。ウチヒサール側の展望エリアにはナザールボンジュウの木やカフェ、土産店がそろい、展望台だけなら20〜40分で気軽に立ち寄れます。
カッパドキアの旅では、気球や洞窟ホテルとあわせて、こうした絶景もぜひ旅程に加えてみてください。ピジョンバレーは、お金をかけずにカッパドキアの自然と歴史を同時に感じられる、おすすめのスポットです。
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