「台湾で烏龍茶をお土産に買いたいけれど、観光地のお茶屋さんはどこも高い気がする……」
そんなふうに感じているなら、狙うべきは老舗の茶問屋「林華泰茶行(リンファタイチャーハン)」です。ここは地元の飲食店やお茶屋さんが仕入れに来る業務用(卸売)の問屋でありながら、一般の観光客でも150gから量り売りで購入できる、とてもありがたいお店。
観光向けにきらびやかに飾られたお店ではありませんが、そのぶん価格は驚くほど良心的で、店内には茶葉の種類ごとの値段が堂々と表示されています。パッケージにお金をかけず、お茶そのものの質と価格の透明さに振り切っている、それが林華泰茶行が地元にも旅行者にも長く愛される理由です。
この記事では、林華泰茶行について詳細をまとめて紹介します。
【結論】台北で安く烏龍茶を買うなら林華泰茶行
台北で安くて質の良い烏龍茶をお土産に買うなら、大稻埕の問屋・林華泰茶行がおすすめです。観光客向けの茶芸館やショップと比べても、価格と品質のバランスで頭ひとつ抜けています。
- 問屋直販の卸値で買える:もともと業者向けに卸しているお店のため、同じ茶葉を仕入れて店頭で高く売るお茶屋さんもあるほど。小売価格との差が大きいのが最大の強みです。
- 150gから量り売りできる:表示価格は一斤(600g)あたりですが、最小150gから購入可能。表示価格のおよそ1/4の金額で、少量ずついろいろ試せます。
- 価格が完全にオープン:茶缶のふたと店内の日本語価格表に「600gあたり◯◯元」とはっきり書かれており、ぼったくられようがない仕組みです。
ただし、支払いは現金のみ、旧正月は数日休み、そしてすぐ隣にある別店舗「林茂森茶行」と間違えやすいのでご注意ください。
台北・林華泰茶行の基本情報
林華泰茶行とは?
林華泰茶行は、1883年創業、140年以上の歴史を持つ台北でも指折りの老舗茶問屋です。台北の歴史的な商業地区・大稻埕エリアに本店を構え、支店を持たずにこの一店舗だけで営業しているのも特徴。
店舗の基本情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 林華泰茶行(Lin Hua Tai Tea/リンファタイチャーハン) |
| 住所 | 台北市大同區重慶北路二段193號(No.193, Sec.2, Chongqing N.Rd., Datong Dist., Taipei) |
| 電話番号 | 02-2557-3506(代表)/02-2557-9604 |
| 営業時間 | 7:30〜21:00 |
Googleマップの評価は4.4★(2026年10月時点)で、クチコミでも「安いのに品質が良い」「日本語で買い物できて助かる」という声が目立ちます。朝7:30から夜21:00までと営業時間が長く、迪化街や寧夏夜市の観光と組み合わせやすいのも便利な点です。
林華泰茶行の予約と支払方法
林華泰茶行の予約
林華泰茶行は予約不要です。 空いた時間にふらっと立ち寄れるのは大きなメリットです。
ただし、週末などは混みあうので、混雑を避けたいなら、次のような時間帯を意識すると快適に買い物できます。
- 開店直後〜午前中:ツアー団体や観光客が増える前の時間帯は、比較的ゆったり選べます。
- 平日:週末は地元客も多く、レジ前が混み合うことがあります。
林華泰茶行の支払方法
支払いは現金のみです。クレジットカードは使えません。 悠遊カードやスマホ決済も基本的には利用できませんので、必ず現金を用意していきましょう。
台湾はコンビニのATMで日本のキャッシュカードから現金を引き出せるので、足りない場合は近隣のコンビニで調達できます。とはいえ、せっかくの買い物でレジ前に行き詰まらないよう、最初から余裕を持った現金を用意しておくのがおすすめです。
林華泰茶行はどこにある?
林華泰茶行の場所
林華泰茶行は、台北市大同区の重慶北路二段沿い、大稻埕エリアにあります。迪化街のメインストリートからも徒歩数分、寧夏夜市も徒歩圏内という、観光には絶好のロケーションです。
重慶北路という大きな通りに面しているため、初めてでもたどり着きやすい場所です。
ただしすぐ近くに紛らわしい「林茂森茶行」があります。こちらは林華泰茶行とは無関係なのでご注意を。
林華泰茶行への行き方・アクセス方法
もっとも分かりやすく便利なのは、MRTを利用するルートです。最寄り駅は大橋頭駅で、徒歩約3〜5分。
- MRT中和新蘆線(オレンジライン)「大橋頭駅」で下車する。
- 2番出口を出る。
- 出口前の大きな交差点を渡り、大通り(重慶北路二段)に沿って南方向へ進む。
- 2ブロック半、約300mほど歩くと右手(または左手)に茶葉の入った巨大な缶が並ぶ店舗が見えてくる。
重慶北路二段は車通りが多い大きな通りなので、進行方向を間違えなければ迷うことはほとんどありません。目印は、ドラム缶のような大きな茶缶が並ぶ質素な店構えです。隣の「林茂森茶行」は外観がスタイリッシュなので、そちらに入ってしまわないよう注意してください。
林華泰茶行でのお茶の買い方・メニュー・価格
お茶の買い方
店内に一歩入ると、まずお茶の芳醇な香りに出迎えられます。そして目に飛び込んでくるのが、ドラム缶サイズの巨大な茶缶が所狭しと並ぶ光景。
- 缶のふたには、お茶の名前と「600」「1000」などの数字が赤い文字で書かれています。
- この数字が一斤(600g)あたりの価格。数字が大きいほどグレードが高く、香りも段違いに良くなります。
150gから好きなお茶を購入することができるので、店員さんにほしい茶葉と量を伝えれば、袋詰めしてくれます。
メニュー・価格
品種・価格 一覧
| 品種 | 価格(600gあたり・円) |
|---|---|
| 龍井緑茶(ろんじん茶) | 1,200 / 1,600 |
| 碧螺春緑茶(へきらしゅん茶) | 800 / 1,200 / 1,600 |
| 文山包種茶(ぶんざんほうしゅ茶) | 240 / 320 / 400 / 600 / 1,000 / 1,600 / 2,400 |
| 金萱茶(きんせん茶) | 800 / 1,200 / 1,600 |
| 高山烏龍茶(こうざんウーロン茶) | 1,600 / 2,400 / 4,000 |
| 凍頂烏龍茶(とうちょうウーロン茶) | 600 / 1,000 |
| 東方美人(とうほうびじん) | 1,000 / 1,600 / 2,400 / 4,000 |
| 紅烏龍茶 | 1,600 |
| 小種烏龍茶(しょうしゅ茶) | 240 / 320 / 400 / 1,200 |
| 鐵觀音(てっかのん) | 240 / 400 / 600 / 1,000 / 1,600 / 2,400 / 3,200 |
| 紅玉紅茶(こうぎょく紅茶) | 2,000 |
| 蜜香紅茶(みつこう紅茶) | 1,200 / 1,800 |
| 錫蘭紅茶(セイロンティー) | 160 / 240 / 400 |
| 茉莉香片(ジャスミン茶) | 160 / 240 / 320 / 400 / 600 / 1,000 / 1,600 |
| 杭菊花(きく茶) | 1,700 |
| 普洱散茶(プーアル茶) | 240 / 600 |
| 普洱小沱茶(プーアル小沱茶) | 400 |
| 茶枝(くき茶) | 100 / 160 |
店内に掲示されている日本語価格表です。表示価格はすべて一斤=600gあたりの台湾ドル(元)ですが。150gから販売していただけます。
同じ茶葉でも複数の価格があるのは、産地・摘み取り時期・グレードの違いによるものです。数字が大きいほど上質で、香りも味も良くなります。
お土産におすすめの茶葉の選び方

種類が多すぎて迷ってしまう人のために、目的別のおすすめの選び方を整理しておきます。
普段使い・量を楽しみたいなら、凍頂烏龍茶(600元)や文山包種茶(400元〜)がおすすめです。凍頂烏龍茶は丸められた茶葉で香りが良く、渋みが少なく飲みやすい定番。文山包種茶はすっきりとした上品な香りで、日本ではなかなかお目にかかれない貴重な台湾茶です。どちらも手頃な価格帯で、日常使いにちょうどいいグレードが揃っています。
手土産に少し贅沢なものを選ぶなら、東方美人(1000〜1600元)や鉄観音(1000元〜)、高山烏龍茶(1600元〜)が候補になります。東方美人は紅茶のように華やかな風味で人気が高く、パッケージも含めてお土産映えする一品。鉄観音は店員さんの話では600元以上のグレードを選ぶと味と香りの差がはっきり出るとのことなので、予算が許せばミドル以上のグレードを選ぶのがおすすめです。
なお、烏龍茶や鉄観音のごく安価なグレードには、台湾産以外の茶葉が使われている場合があるという点も覚えておきましょう。

