台湾の街中から1時間ほど北へ。「台湾のナイアガラ」と呼ばれる大迫力の滝が、新北市平溪区の山あいにある十分瀑布(じっふんばくふ/Shifen Waterfall)です。ランタン上げで人気の十分老街から歩いて行けるので、ランタン飛ばしとセットで訪れる人が多い定番スポットです。
ただ、いざ行こうとすると気になるのが入場料と支払い方法。「チケットは必要?」「予約はしたほうがいい?」「現金はいくら用意すれば?」と迷う人が多いポイントです。
この記事では、新北市の公式情報と、実際に十分を歩いたときの体験をもとに、十分瀑布の入場料・支払い方法・行き方・見どころをまとめて解説します。

実はネット上には、かつて有料だった時代の情報も残っていて、意外と混乱しやすいスポットでもあります。今は無料になっているので安心して訪れてくださいね!
【結論】十分瀑布は入場料無料・予約不要!現金はランタンと食事用にあればOK
まず結論からお伝えします。十分瀑布は、入場料も予約も不要です。
- 入場料:無料
- 予約:不要
- 支払い:滝の見学そのものにお金はかかりません。
※ただしランタン上げや老街の飲食など滝の周辺では現金が活躍します。 - アクセス:台北駅→瑞芳駅(約46分・49元)→平渓線で十分駅(約35分・20元)→徒歩約20〜30分
かつて十分瀑布は私有地で、入園・観瀑に100〜200元を払う時代がありました。いまは完全無料なので、予約やチケットの心配はゼロです!
台北・十分瀑布の基本情報
十分瀑布とは?

十分瀑布は、新北市平溪区を流れる基隆河の本流にかかる滝です。岩層の傾斜と水の流れが逆向きになっている「逆斜層」という地質で、水がカーテンのように幅広く落ちる簾幕型の滝。この形が北米のナイアガラ瀑布に似ていることから、「台湾のナイアガラ」と呼ばれています。
幅約40メートル・落差約20メートルで、台湾最大級の簾幕型瀑布です。
もともとは民間が運営する有料の観光地でしたが、2009年に一時閉鎖。その後、新北市政府が園内を整備し、2014年12月29日から「十分瀑布公園」として無料公開されています。老街の賑やかな雰囲気から少し歩くと、一気に自然の中へ。台北近郊とは思えない静けさの中に滝が現れるのが魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 十分瀑布公園(Shifen Waterfall) |
| 住所 | 新北市平溪區南山里南山坪136號 |
| 電話番号 | +886-2-2495-8409 |
| 営業時間 | 夏季(6〜9月)9:00〜18:00(最終入園17:30)/冬季(10〜5月)9:00〜17:00(最終入園16:30) |
| 入場料 | 無料 |
※夏季の延長開園は年によって5月から始まることもあるので、訪問前に新北市の公式サイトで確認しておくと安心です。
十分瀑布の入場料は無料
十分瀑布の入場料
現在、十分瀑布の入園に料金は一切かかりません!
- チケット購入:不要
- 予約:不要(オンラインも現地も、そもそも販売窓口がありません)
- 入場料:0元
入口でチケットを見せる場面もなく、開園時間内であれば自由に園内へ入れます。前述の通り、私有地として有料だった時代を経て、2014年12月末から新北市が管理する公園として無料公開が続いています。
滝の見学以外で現金・支払いが必要な場面
入場は無料ですが、十分観光全体では現金の出番が多いのが実情です。老街周辺はクレジットカードが使えない店も多いため、いくらか現金を用意しておくと安心です。
- ランタン上げ
- 老街の飲食・お土産
- 交通費(台鐵・平渓線・路線バスは悠遊カード(EasyCard)が便利です)
どうしてもカード決済で完結させたい場合は、台北発の日帰りツアーに参加するのが手軽です。移動も含めてカード払いにできるので、現金をあまり持たない旅の後半などにおすすめです。
十分瀑布はどこにある?
十分瀑布の場所
十分瀑布があるのは、台北市中心部から北東へ約30km、新北市平溪区の山あいです。「台北観光」の括りで紹介されることが多いですが、行政上は新北市。基隆河の上流域にあたり、ランタン上げの聖地・十分老街からは徒歩圏の距離にあります。
園内は基隆河沿いの散策路が整備されていて、老街側から吊り橋を渡って滝へ向かうルートがおすすめです。
十分瀑布への行き方・アクセス方法
最寄り駅は台鐵平渓線の「十分駅」です。台北から行く場合、大きく3つの方法があります。
| 手段 | ルート | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 電車 | 台北駅→(台鐵)→瑞芳駅→(平渓線)→十分駅→(徒歩) | 約1時間30分 |
| バス | MRT動物園駅から台湾好行795「木柵平溪線」→「十分遊客中心」下車 | 約1時間〜1時間30分 |
| ツアー・Uber | KlookやKKdayの台北発日帰りツアー、Uber | 約1時間 |
今回、私は電車で向かいました。というのもこのあと九份にも行く予定があったので、ツアーではなく自力で行くことにしました。乗り継ぎさえ押さえれば、もっとも費用を抑えられる行き方です。
- 台北駅から台鐵で瑞芳駅へ。
- 瑞芳駅の3番ホームから平渓線「菁桐行き」に乗り換え。
- 十分駅からは老街沿いに歩いて約20〜30分。
- 老街の散策がてら、十分遊客センターの先にある散策路から吊り橋を渡って滝へ。
なお、平渓線は山あいの路線のため、大雨などの災害で全線運休になることがあります。2025年10月末から2026年1月末にかけては、路盤流出の復旧工事のために全線運休となったことがあります。
運休時は瑞芳〜菁桐間で代行バスが運行されますが本数が少ないため、その場合は795系統のバスか、Uber・ツアーの利用が現実的な代替手段になります。
KlookやKKdayでは、九份・野柳と十分瀑布をセットにした台北発の日帰りツアー(日本語ガイドあり)が複数出ています。移動がすべて含まれるので時間の融通は利きにくいものの、初めての台湾や家族連れではストレスフリーな選択肢です。
Klook.com十分瀑布の見どころ
ここからは、実際に園内を歩いて感じたここは外せないというポイントを紹介します。
幅約40m・落差約20mの滝本体──「台湾のナイアガラ」と呼ばれる理由

園内でまず目に飛び込んでくるのが、カーテンのように幅広く水が流れ落ちる滝の本体です。上流から一気に押し寄せる水が、幅約40メートルの岩肌を滑り落ちていく様子は圧巻の一言に尽きます。
私有地時代は観瀑チケットを買わないと見られなかった場所が、いまは無料でここまで見られるのだから、かなりお得なスポットだと思います。
途中の川には、空へ飛ばされたランタンの残骸が流れていて、ランタン文化が生活に根づいた土地なのだと実感させられる光景でした。
晴れた日に現れる「彩虹淵(虹の淵)」
十分瀑布には「彩虹淵(虹の淵)」という別名があります。滝の下の水潭は深く、激しく打ち付ける水しぶきが立ち上るため、太陽光が差し込むとその水気の中に虹がかかるのです。
天気の良し悪しで印象がまるごと変わるので、晴れの日に合わせて訪れるのがおすすめです。残念ながら私が訪れた時には見ることができませんでした💦
観瀑吊橋と平渓線の鉄橋が並ぶフォトスポット
滝の近くまで進むと、2つの橋が並行して架かっている光景に出会えます。片方は人が渡るための観瀑吊橋、もう片方は平渓線の列車が走る鉄道橋です。
タイミングが合えば、黄色い平渓線の列車が鉄橋を渡る瞬間と吊り橋を一緒にフレームへ収められます。平渓線のダイヤと合わせて訪れると、台湾ならではの一枚が撮れます。
4つの観瀑平台から角度違いで楽しむ

滝の周辺には複数の観瀑できる場所が設置されていて、場所ごとにまったく違う表情を楽しめます。
- 観瀑平台1:滝に最も近く、水しぶきの迫力を間近で感じられる
- 観瀑平台2:滝全体と周囲の緑を一緒に収められる、撮影向けの定番ポイント
- 観瀑平台3:滝と滝壺を一緒に捉えられる
- 観瀑平台4:上流から下流まで見渡せ、虹が見られる可能性がもっとも高い場所
歩道は整備されていますが、水しぶきで足元が濡れやすいので、滑りにくい靴で行くと安心です。
十分老街・ランタン上げとセットで楽しむ
十分瀑布は、単体の滝スポットというよりランタン上げ、老街散策、滝見学をセットで楽しむエリアです。
私も老街でランタンを飛ばしてから歩いて滝まで足を延ばす流れで回りました。ランタン上げは線路のすぐ脇で行う台湾ならではの体験で、そのあと川沿いの静かな散策路を歩いて滝へ向かうルートは、賑やかさと静けさのギャップも含めて十分観光の醍醐味です。
まとめ
十分瀑布は、「入場料無料・予約不要」で台湾最大級の滝が見られる、台北近郊ならではのコスパ抜群スポットです。最後に、この記事の要点をまとめておきます。
- 入場料は無料。チケットも予約も不要。
- 支払いは滝の見学では発生しない。ランタン上げ(200〜250元前後)や飲食は現金が安心。
- アクセスは台北駅→台鐵で瑞芳駅→平渓線で十分駅→徒歩約20〜30分、所要約1時間30分。
ランタン飛ばしと合わせて、十分の大自然をぜひ楽しんできてください。
Klook.com
