ヨーロッパ周遊の新婚旅行。多くの人が一度は憧れる華やかな旅ですが、現実問題として「一体いくらかかるの?」という疑問は避けて通れません。一生に一度の贅沢としてちょっと高級なホテルに滞在したいな~、せっかくならいろんな国に行きたいな~と考えて、ざっくり「100万くらいかな」と想定していたものの、実際に計算してみると予想以上の出費に驚かされました。
今回の記事では、実際に2週間のヨーロッパ周遊新婚旅行で使った費用の全貌をまず公開します。そのうえで、もしこれから同じような旅を計画するなら「どうやって費用を抑えられるのか?」についても後半で解説していきます。
「リアルな金額を知って安心したい」「でも少しでもお得に行きたい」そんな方に役立つ内容になれば幸いです。

今も物価は高いですが、当時は2023年、コロナ禍の海外旅行が解禁されたばかり!航空券、ホテル、鉄道、食事…すべてが高かったタイミングでした。
【大公開】実際にかかったヨーロッパ新婚旅行の費用明細
結論を先にお伝えすると、移動+ホテル代の時点で100万円を超えています!ここにツアー代金や食事、お土産など加算されるので、総額では約150万円になってしまいました。
新婚旅行の行程概要
詳細は別のブログ記事にもまとめていますが、概要だけ簡単にご紹介します!
詳しくはこちらのブログをご参照ください。
航空券[往復¥495,500]

新婚旅行ということで、直行便やビジネスクラスを選択したいと考える方も多いでしょう。
10年くらい前までは確かに20~30万でビジネスクラスに乗れる航空会社もありましたが、世は円安時代。往復の経由便の航空券代だけで約50万円(2人あたり)。
エコノミー利用で、しかも航空会社はカタール航空を使っており、中東系エアラインで比較的安くてもそのくらいしてしまいました。
ホテル[総額1,945]

- パリ(6泊):¥163,630
- バルセロナ(2泊):¥39,765
- ロンドン前半(2泊):¥74,407
- ロンドン後半(2泊):¥184,143
合計:¥461,945
ヨーロッパのホテルは都市によって大きく価格差があります。バルセロナは比較的手頃に泊まれた一方、パリはホテルのランクを抑えてもお高め…。
ロンドンはただでさえ物価が高く、最後の後半2泊は新婚旅行らしく高級ホテルを選んだので18万円超えというかなりの出費に。新婚旅行だからと奮発した結果ですが、ホテル選びが旅費に直結することを痛感しました。
都市間移動[総額2,768]

- SNCF(バルセロナ⇒パリ):¥73,697
- ユーロスター(パリ⇒ロンドン):¥39,071
合計:¥112,768
ヨーロッパらしい高速鉄道の移動。飛行機よりもスムーズで市内から市内へ直結できるメリットがありますが、直前に買うと高額に。私たちは事前に手配をしていましたが、それでもこの金額に。
飛行機より安いとはいえ、結構なお値段でしたね。もっと早めに予約していれば安く済ませられたようでちょっぴり後悔。
現地ツアー・アクティビティ(集計中)

すみません、まだ集計中です。
ですが、ディズニー、ベルギー、モンサンミッシェル、ワーナーブラザーズ、サグラダファミリア、結構巡ったので相当な額いっております・・・。
お土産(集計中)

すみません、こちらもまだ集計中です。
ロンドンで紅茶買いすぎちゃいました。
どうすれば安く抑えられる?費用節約のポイント
ここまでリアルな明細を紹介しましたが、「いや、さすがに150万円は出せない」という方も多いはず。私もはじめから分かっていたら、もっと節約したり計画的に準備したかったです。
実際、少し工夫するだけで大幅に節約可能です。

2023年と比較すると、今の方が航空券も安くなっており、新婚旅行も費用を抑えやすいかと思います!新婚旅行以降も何度か海外旅行に出かけていますが、新婚旅行が一番高かったです💦
航空券は早め+乗継便を検討
航空券代は旅費全体の中で最も大きなウェイトを占めます。これを節約するには「早めに予約する」ことと「乗継便を選ぶ」ことが大きなポイントです。

まず早期予約について。ヨーロッパ路線の航空券は、3か月を切ると一気に価格が上がる傾向があります。特に夏のハイシーズンや年末年始は、需要が集中するため直前だと2倍近い値段になることも。
次に乗継便の検討。直行便は体力的に楽で魅力的ですが、ドーハやイスタンブール、ドバイなど中東経由の便を利用すると、同じ時期でも数万円以上安くなるケースが多いです。例えばカタール航空やエミレーツ航空は、サービスの質も高く、むしろ快適に感じる人も少なくありません。
さらにお安くしたいのであれば、韓国・仁川を経由するという方法も!仁川は世界のハブ空港なので、時期やタイミングによっては、東京発よりも半額近いお値段のこともありますよ!

もちろん、新婚旅行だからこそ「直行便で快適に」という考え方も!
ただ、「浮いたお金で現地の高級ディナーに回す」「ホテルをアップグレードする」という選択肢もあるので、自分たちの優先度を考えて選ぶのがおすすめです。
ホテルは立地とバランスを取る
ヨーロッパ旅行で意外と見落としがちなのがホテル代です。都市によって相場が全く異なります。
ホテル代を節約する方法は大きく分けて2つあります。

1つは立地を見直すこと。観光地のど真ん中に泊まると便利ですが、その分高額です。地下鉄で10〜15分程度の郊外にすると、価格が3割以上安くなることもあります。特にパリやロンドンでは、市内中心部から少し離れるだけで大きな差が出るので要チェック!

もうひとつはホテルランクのメリハリです。新婚旅行だからと全泊高級ホテルにする必要はありません。例えば「最初と最後の2泊だけラグジュアリーホテル、間の数泊はミドルクラスにする」と決めておくだけで、トータルで10万円以上の節約が可能です。
私の場合は、パリ滞在中は、ベルギー・ディズニー・モンサンミッシェルなど丸一日観光の日が多かったので、できるだけ安く抑えるようにしました!
ホテルは旅の快適さを左右する大事な要素ですが、「全泊を贅沢にする必要はない」という視点を持つと、費用対効果がぐっと高まります。
鉄道は早割を活用

ヨーロッパ旅行といえば高速鉄道。私たちはSNCFでバルセロナからパリ、ユーロスターでパリからロンドンを移動しました。この時点で航空券を使って移動するよりかは安いことが多いです。
鉄道代を抑えるコツはシンプルで、旅程を早めに固めてチケットを先に買ってしまうこと。航空券ほどキャンセル料が高くないケースも多く、「とりあえず抑えておく」というやり方が有効です。
食事はメリハリをつける

新婚旅行では「せっかくだから美味しいものを」と毎食レストランに入りがちですが、これが地味に出費を押し上げます。
節約のコツは「1日の中でメリハリをつけること」です。例えばランチはレストランで食べて、ディナーはスーパーのデリで済ませるなど。ランチは高級レストランでもお得に提供してくれることが多いので、おすすめですよ!
ヨーロッパのスーパーは侮れず、フランスならチーズやワイン、スペインなら生ハムやオリーブなど、驚くほど安く手に入ります。
【まとめ】新婚旅行、工夫すれば100万円以内も可能か?
今回の私たちのヨーロッパ新婚旅行は、結果的に150万円近い出費となりました。確かに大きな金額ですが、人生で一度の記念旅行としては後悔はありません(と自分に言い聞かせています)。
ただし、これから行く人に伝えたいのは「工夫すれば100万円以内に収めることもできる」ということ。
- 早めの航空券予約
- ホテルのメリハリ選び
- 鉄道の早割活用
- 食費の節約術
これらを実践すれば、同じ2週間ヨーロッパ周遊でも50万円近く節約できることも!(時期や求める条件によりますのでご注意ください)
新婚旅行は「贅沢すぎても後悔、節約しすぎても後悔」になりがちですが、ポイントは 自分たちが何を一番重視するかを明確にすること。飛行機の快適さか、ホテルのラグジュアリー感か、グルメ体験か。優先順位を決めれば、予算の配分も自然と見えてきます。
私たちの体験が、これから新婚旅行を計画する誰かの参考になれば嬉しいです。