「サンタクロースに会える村」として世界的に有名なフィンランド・ロヴァニエミのサンタクロース村。
冬の幻想的な雪景色と北極圏ならではのアクティビティを求めて、毎年多くの観光客が訪れます。
でも意外と悩むのが「どこに泊まるのがよいの?」「ロヴァニエミってホテル高くない?」というところ。
今回は、実際にロヴァニエミを訪れてみて、サンタクロース村へのアクセス・ロヴァニエミ市内のホテル事情・宿泊したホテル「ホステルカフェコティ」について、詳しくご紹介します。
これから旅の計画を立てる方の参考になれば嬉しいです!

ロヴァニエミはホテルの数も限られているので、結構値段が高いです!
サンタクロース村ってどんなところ?

フィンランド・ラップランド地方に来たのなら、「サンタクロース村(Santa Claus Village)」には一度は訪れてみたいところです!なんと北極圏の入り口(Arctic Circle)をまたぐ場所に位置し、365日いつでも“本物のサンタクロース”に会えるスポットとして知られています。
村内には、サンタクロースのオフィス、郵便局、トナカイのそり体験、スノーモービルアクティビティ、北極圏横断証明書の発行など、大人も楽しめる施設が盛りだくさん。とくにシーズン本番の冬は一面の雪景色に包まれ、まるでサンタの世界に迷い込んだかのように錯覚してしまうかもしれません。
サンタクロース村へのアクセス
ロヴァニエミへのアクセス(フィンエアー)
サンタクロース村の最寄り都市はロヴァニエミ(Rovaniemi)。ヘルシンキからフィンエアーの直行便で約1時間20分と、フィンランド国内の移動としてはアクセス良好です。冬期は1日に複数便が運航しており、日本からもヘルシンキ経由で乗り継げばスムーズに到着できます。
今回はデンマークのコペンハーゲン空港からフィンエアーにてヘルシンキを経由してロヴァニエミに降り立ちました。ロヴァニエミ空港から市内中心部までは車で約10分。空港バスやタクシーも利用可能です。空港バスを今回は利用してみたので、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
市内からサンタクロース村へのアクセス
ロヴァニエミ市内からサンタクロース村までは約8km。以下の移動手段があります:
- 路線バス(Santa Claus Express バス):市内中心部〜サンタクロース村を約30分間隔で運行。片道約4ユーロ。
- タクシー:所要時間は15分程度。料金は片道約20〜25ユーロ。
ロヴァニエミ市内の宿泊エリアの特徴と選び方
サンタクロース村で過ごす時間も特別ですが、それと同じくらい重要なのが「どこに泊まるか?」ということ。
実際に行ってみて感じたのは、ロヴァニエミ市内中心部に宿泊するのがとても便利で快適ということでした。
以下では、ロヴァニエミの宿泊エリアの特徴と、どんな人にどのエリアがおすすめかをまとめてみました。
サンタクロース村に泊まるのはあり?なし?
「せっかくなら村の中に泊まりたい!」という方も多いはず。実際、サンタクロース村には以下のようなホテルがあります。
どれもロマンチックで雰囲気は抜群。ただし注意点もあります:
メリット
- サンタクロース村での幻想的な夜をそのまま楽しめる
- 夜空を眺めながらオーロラ鑑賞ができる施設も
デメリット
- レストランやスーパーが少ない(ほぼ村の中の限られた飲食施設)
- 夕方以降は周囲が真っ暗&閑散とする
- バスの本数が限られており、アクセスにやや不便
- 宿泊料金が高め(特に冬季)
特に宿泊料金は非常にネックです。もともと泊まろうとしていたLapland Hotels Ounasvaaraというホテルはプライベートサウナもついて魅力的だったのですが、1泊1室75,000円と高額な部類でした。しかも市内中心部から少し離れているので、サンタ村へのバスのアクセスや、レストランやスーパーが周囲に少ないというのもあって、このホテルでよいのか迷いました。
ロヴァニエミ市内中心部の特徴
対して、ロヴァニエミ市内中心部は、コンパクトでとても歩きやすい街です。
以下の点が特に便利でした:
- 駅・バス停・空港行きのシャトルが徒歩圏内
- サンタクロース村行きのバス停も街の中心にあり
- レストランやカフェ、バーが豊富にある
- スーパー(K-Market、Lidl)も充実
- 現地ツアーの集合場所が中心部に多い
特に冬場は外を長く歩くのが大変なので、「歩いて用が済む」立地は本当に大きなメリットです。今回のオーロラツアーも現地ツアーを活用していたので、集合場所が市内中心部となり、結論としてロヴァニエミ市内の宿泊で大正解でした!オーロラツアーの様子は下記の記事もご参照ください。
Klook.comどんな宿泊タイプがある?
ロヴァニエミ市内には様々なタイプの宿があります。目的に合わせて選びましょう。
ちなみに今回宿泊したホステルカフェコティは、ホステルという名前がついており便宜上ホステルに分類しましたが、シャワー・トイレ付のホテルタイプの部屋もあります!実際に宿泊したのは、ホテルタイプの部屋となるため、共用部のエリアは見ておりません。
宿のタイプ | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|
ホステル(例:カフェコティ) | 安め | 共用キッチンあり。おしゃれ&清潔。 |
中級ホテル(例:スカンディック、ソコス) | 中程度 | 駅近・朝食付きが多い。 |
高級ホテル・ブティックホテル | 高め | デザイン性やサービス重視の方向け。 |
アパートメント | 中〜高 | キッチン付き、長期滞在に最適。 |
ホステルカフェコティの基本情報

ホステルカフェコティ(Hostel Café Koti)はロヴァニエミ市内の比較的安価な3つ星ホテルです。
このホテルの魅力はお値段の安さ、1泊1室38,000円ほどで正直安いといいつつ高いのですが、周辺の外資系ホテルやプライベートサウナ付ホテルと同時期に比較すると安価な部類に入ってきます。今回もExpedia経由で予約しました。
ホテル名 | Hostel Café Koti |
住所 | Valtakatu 21, 96200 Rovaniemi, フィンランド |
電話番号 | +358207304722 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 11:00 |

シャワー・トイレ・キッチンが共用のホステルタイプの部屋もあります!その場合はもっとお安く済ませることも可能です。

ホテルの入り口を入ってすぐのところがレセプションとなります。上の写真は反対側(奥にある朝食会場兼カフェ)から入口方面を映しています。
チェックインを済ませたらすぐ横の階段で上にあがることも可能ですが、朝食会場を突っ切ってエレベーターに乗るのがおすすめです。

エレベーターの存在に気付かず、階段でスーツケースを運んでしまいました…。
ホステルカフェコティのお部屋の様子
室内

シングルベッドが2つ並んだコンパクトなお部屋です。正直1泊1室38,000円のクオリティとは思えないくらい質素です。とはいえ、清潔感はあるのでまあ許容かなと。椅子や壁に向かって折り畳み式の簡易デスクなどもありました。
ミニバーコーナーはなくて、無料のお水もありませんでした。フィンランドのお水は飲用可であり、かつ物価が高く市販のお水も高いので、ペットボトルの水は置いていないようです。
シャワールーム

シャワールームは、トイレとシャワーブースが真横にあり、カーテンで仕切ることはできるものの床は連続しています。そのため勢いよくシャワーを変な方向に出すと、床一面が水浸しになってしまう可能性があるので注意が必要です。
朝食会場

今回のプランは朝食付でした。1階のレセプションの奥側が朝食会場兼昼間はカフェ営業を行っているようです。

サラダや卵、チーズ、ハム、パンなど基本的なメニューが一通りそろっており、朝から美味しくいただくことができました。
ホステルカフェコティの周辺飲食店・スーパー
宿の立地は便利で、徒歩5分圏内にハンバーガーショップ・スーパーが充実しています。

実用的なのはKスーパーマーケットです。北欧は物価が高いので、スーパーでパンを買ったり、お惣菜を買ったりすることで、ただでさえ高い宿代を節約することができます。

ラップランド地方の料理を食べることができるレストランも多数ありますが、比較的安価に安定の味を楽しむならチェーン店もおすすめ!今回訪れたのは、HESBURGERはフィンランドで最も規模の大きいハンバーガーチェーン店です。
下記の右側のバーガーが通常サイズで、左側のバーガーが小さいサイズなのですが、正直小さいサイズ≒日本の通常サイズくらいのレベルでした。めちゃくちゃ通常サイズが大きかった…。

まとめ★サンタクロース村はロヴァニエミ市内の宿泊がおすすめ!
サンタクロース村観光は1日で十分楽しめます。そのため、宿泊はアクセス良好で便利なロヴァニエミ市内がおすすめです。Kスーパーマーケットやレストランチェーンも市内の方が充実しています。
中でも「ホステルカフェコティ」は立地・清潔さ・価格のバランスが良く、観光にぴったりの宿でした。宿泊中は時間の都合で行けなかったのですが、共用のサウナもありそちらも無料で利用できるというのは魅力です!
これからサンタクロース村を訪れる方は、ぜひロヴァニエミ市内に拠点を置き、冬のラップランドを思いきり楽しんでくださいね!