トルコ・イスタンブールは歴史的な名所や美しいモスク、バザールだけでなく、カフェ文化も非常に豊か。
「観光名所が多すぎて疲れてしまった」
「ちょっと一息つきたい」
「せっかくなら甘いものや美味しいチャイ、コーヒーも飲みたい」
観光の合間に立ち寄れる素敵なカフェを探している方に向けて、今回は私が実際に訪れた4つのおすすめカフェをご紹介します。伝統的なトルココーヒーが味わえる老舗から、おしゃれなガーデンカフェまで、バラエティ豊かな体験をレポートします。

トルコといえば、チャイ(紅茶)も有名だし、トルコ珈琲も有名です。それぞれのカフェでこだわりポイントが違うので、ぜひ観光の合間に訪れてみてくださいね。
メフメット・エフェンディ(Kurukahveci Mehmet Efendi)

イスタンブールで本格的なトルココーヒーを味わいたいなら、外せないのがこちら。1871年創業の老舗で、イスタンブールの旧市街方面、観光名所エジプシャン・バザールのすぐ近くにあります。香ばしい豆の香りが漂う路地で、テイクアウト専用の小さなカウンターには常に行列が。
行列は豆のテイクアウトであり、実はそのすぐ横にカフェも併設されていて、イートインでメフメット・エフェンディのトルココーヒーを楽しむこともできるんです!

店内2階がイートインスペースになっていて、テーブル席がゆったりと配置されていて、意外と穴場!

トルココーヒーには、カップのお水も一緒についてきます。飲み進めると下の方に沈殿しているコーヒーの粉がでてくるので、そちらは飲まないように注意です。飲んでも大丈夫ですが、結構苦いのとむせてしまうと思います。
お味の方は結構濃く煮だしてあるのか、苦味が強め、酸味も強かったです。外国に来ると甘いおやつばかりなので、こうした苦味が強いコーヒーは気分転換にもなって個人的には好きです。
Kafe Ara(カフェ・アラ)

ギャラリーのような雰囲気が魅力のKafe Araは、写真家アラ・ギュレルの名前を冠したカフェ。イスタンブール新市街方面の、タクシム広場から徒歩圏内の閑静な路地にあり、観光の途中でふらっと立ち寄るのにぴったり。

注文したのはトルココーヒーで、お茶菓子でロクムが付いてきました。やはりトルココーヒーの粉っぽさはあるものの、このしっかりとした苦みが疲れた体と脳に染みわたります。
Hafiz Mustafa(ハーフィズ・ムスタファ)

1864年創業、トルコスイーツの殿堂ともいえる存在。ガラタ橋近くやタクシムなど市内に複数店舗があり、観光の合間に甘いものを食べたくなったらすぐに訪れることができます。店舗によって異なりますが、席数も多いので比較的座りやすいものの、ちょっと混雑気味かもしれません💦

おすすめはやはりバクラヴァです。左奥の料理で、トルコ発祥の伝統的な焼き菓子で、薄いフィロ生地を何層にも重ねて、ナッツ(ピスタチオやクルミなど)を挟み、バターをたっぷりかけて焼き上げたもの。濃厚な味わいで美味しかったです。
右側の料理の名前を忘れてしまったのですが、ちょっと乳の感じが強くてお腹いっぱいになってしまいました。

食事のおともにチャイも注文。ターキッシュディライト、あるいはロクムと呼ばれるこちらもトルコの伝統菓子がおまけでついてきました。お砂糖のような甘さです。
Story Coffee & Garden Kafe

こちらはイスタンブールのアジアサイド、カドキョイにある、緑あふれる隠れ家カフェ。ノマドワーカーや学生にも人気で、ゆっくり作業したいときや静かに過ごしたいときに最適です。アジアサイドは観光客の数も旧市街・新市街ほど多くなくて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

アジアサイドを歩き尽くして疲れてしまったので、甘いラテで休憩しました。中庭の方にも席があると聞いたのですが、季節的に寒かったので店内のテーブル席を広々使って一息つきました。
イスタンブールでカフェを楽しむコツ
- 観光地に近いカフェは混雑しやすいので、朝や平日を狙うのがおすすめ
- トルコのカフェは喫煙OKな場所もあるので、苦手な方は禁煙席を確認
- 1杯のチャイで何時間も過ごせるのがトルコ流。ゆったり楽しもう
まとめ
イスタンブールには、歴史や文化を感じられる伝統的なカフェと、若者や観光客が集うモダンなカフェが共存しています。観光の合間に訪れるだけでなく、カフェそのものを目的に巡るのも楽しい体験です。旅のひとときを豊かに彩るカフェ巡り、ぜひトルコ旅行のひとつのコンテンツとして取り入れてみてくださいね!