【実録】ヨーロッパ ハネムーンは個人手配がおすすめ!0からのつくる4カ国15日間周遊新婚旅行計画

海外旅行に関する各種行動制限や手続き事項も嘘のごとく緩和されましたね。「漸く海外に行ける!」「待ちに待ったハネムーン♪」といった具合に海外旅行に行きたくてうずうずしている方も多いのではないでしょうか?

かくいう私も新婚旅行をず~っと楽しみにしていて、ようやく23年6月中旬から2週間ヨーロッパへハネムーンに行くことができました!

今回はハネムーン旅行をどのように企画して作り上げていったのか、これからヨーロッパに行かれる方の参考になるように簡単にご紹介いたします!

0 どれくらいの期間の休暇が必要か?

まずはじめに社会人にとって最初の鬼門は、いつ休暇を取得できるか?ではないでしょうか。職種の都合上、お休みが途切れ途切れになってしまう方や、長期の穴をあけることができない方など、さまざまかと思います。私の考えを結論からお伝えすると、ヨーロッパ旅行に行く場合は最低でも1週間程度の期間は必要であり、それが難しい場合はヨーロッパ以外の国を検討したほうがよいかもしれません。

ちなみに別記事で東南アジアリゾートについても紹介していますが、街の雰囲気の随所でヨーロッパらしさを感じることができるアジアンリゾートもあるのでそちらもおすすめです。

期間が必要な理由1 遠いから!

ヨーロッパで1週間程度の期間が必要な最大の理由は「遠い」から!国や航路による違いはありますが、日本からヨーロッパへの直行便は15時間前後の時間を要します。行きの移動で一日、帰りの移動で一日、最低でも2日間は移動時間になってしまうのです。(厳密には時差があるので、行きは丸一日つぶれるわけではありません)

また、円安の影響で航空券も値上がりしているので少しでも安い経由便にしたりすると、さらに多くの時間が移動に割かれてしまうのが実情です。

期間が必要な理由2 時差ボケがあるから!

上記とも関連しますが、長時間のフライトの疲れや時差の影響もあり、一日目は体調万全とはいかないかもしれません。無理せずしっかりと休息をとることが大切です。ちなみに私は以前、シンガポールに旅行に行きその帰国日翌日にフランスに飛んだことがあったのですが、無理がたたり現地で風邪をひいたことがあります。帰国後の仕事への影響も考え、帰国したあとも最低でも1日休めるようなスケジューリングをお勧めします。

期間が必要な理由3 観光名所が多いから!

観光名所というと世界遺産をすぐに思い浮かべる方も多いかと思いますが、ヨーロッパは有数の世界遺産大国です。イタリアは58件、ドイツは51件、スペイン・フランスは49件、実に多くの世界遺産を抱えています。また、世界遺産以外でも、パリディズニーランドやワーナーブラザーズスタジオツアー、などのアミューズメントパークも多いですし、食事も各国様々な料理を味わうことができます。こうした魅力を満喫するためにはできるだけ現地滞在日数を長めにとるのがおすすめです。

ここまでのまとめですが、個人的には下記のスケジュールくらいの余力を持ったスケジュールが良いかと思います。
1日目:空路移動&現地到着(休息)
2日目:観光
3日目:観光
4日目:観光
5日目:空路移動
6日目:日本帰国
7日目:休息

1 旅行会社のツアー手配?or個人手配?

ということで休暇の日程を確保できたら、航空券やホテルの予約を進める必要があります。特に航空券は直前になればなるほど値上がりしていくので、できるだけ早く購入しておくのが安心です。
こうした航空券やホテルの手配ですが、旅行会社のツアー手配が良いのか、個人で手配したほうが良いのか、迷ってしまいますよね。元も子もないことを言いますが、人による、としか言いようがないかと思います。本記事では、個人手配を行いたい方を念頭に以降ご説明しております。

ツアーのメリット・デメリット

ツアーのメリットは、旅行会社にまるっと手続きをお願いできることでしょう。私も以前までヨーロッパ旅行に行く際は、旅行会社にて航空券・現地移動手段(鉄道)・ホテル・オプショナルツアー・海外旅行保険などをまるごとツアーにて手配をお願いしていました。ひとつひとつ予約サイトに飛んで手続きをするといった煩雑な工程がまるごと省略できるので、大変便利です。また、添乗員付のプランもあるので、現地の言語や英語が不得手な方は、添乗員付のツアーを選ぶのもひとつの選択です。

逆にデメリットは、希望のプランがない場合やあっても時間の融通が利かない場合があることです。私の場合はスペイン・フランス・ベルギー・イギリスに行きたかったのですが、その4つの組み合わせのツアーはどこの旅行会社も行っておらず、また近しいプランでも都市の滞在時間などが希望に沿っていなかったので、旅行会社のツアー手配は諦めました。また、お得なプランも多々ありますが、第3者が手配を仲介することで付加価値が生じておりその分若干価格が高くなってしまうことがほとんどです。特に添乗員付プランはお財布事情との相談も必要です。ちなみに旅行会社が現地ホテルや航空会社と一括契約して、逆に安くなっているようなお得なプランも中にはあるので、そういったツアーの活用は良いと思います。

個人手配のメリット・デメリット

個人手配のメリット・デメリットは、上記の裏返しです。自分の思い通りのプランを作り出せるのが最大の魅力であり、そのための労力がかかるというのがデメリットです。本記事では、できるだけ労力を最小化できるように、私自身が組み立てたヨーロッパ旅行のプランをもとに、考え方や手続き事項をわかりやすくお伝えできたらと思います。

2 行きたい都市&やりたいことリストを作成する

まずはじめにやることは、行きたい都市&やりたいことリストを作成することです!せっかくの楽しい旅行なのに、行きたくもない国を訪れたり、やりたくもないアクティビティをする必要はありませんよね。自分の純粋な希望に従って、都市ややりたいことを洗い出してみましょう!

・ロンドンにまた行きたい
・ハリーポッターのスタジオツアーに参加したい
・パリディズニーランドで遊びたい
・スペインでサグラダファミリアを見たい
・モンサンミッシェルに行きたい
・できるだけ多くの国に行きたいからパリの近場のルクセンブルクに行きたい
・ベルギーでチョコレートを食べたい
・小便小僧と写真を撮りたい
・ドイツでビールを飲みたい

3 都市間の移動手段・休暇日数から優先順位付けをする

次は絞り込みのフェーズです。休暇の日数、新婚旅行に割ける費用等々、リソースは有限ですので、最大限の希望を叶えつつも目的に沿ったプランにしていくために、優先順位付けを行い最良の戦略を描いていきます。

その際、絞り込みの基準として用いたいのが、都市間の移動手段と休暇日数です!まずざっくりと地図にポイントを打って、隣接都市を移動して周遊するプランを描いてみましょう。そして各都市間移動手段がない場合あるいは非現実的な場合(都市間移動で2日かかる、片道50万円する、プライベートジェットでしかいけない、便が一週間に一度等)は、その都市間移動は現実的ではないので却下とします。これだけできれば正直ほぼ完成です。

都市間移動の調べ方としては、
・Googleで「パリ ロンドン 移動方法」でググる
・Google map上で2都市選び、経路を確認する
といった方法がわかりやすいと思います。特にGoogle mapを使えばどんな移動でもある程度時間や路線がわかるので、そちらでざっくり予定を立てるのが良いかと思います。

今回私は、バルセロナとパリの移動手段が、飛行機か鉄道6時間といった具合で、結構迷ったのですがどうしてもバルセロナに立ち寄りたかったのとロストバゲージが怖かったので、鉄道を選択しました。また、パリは、ロンドンとユーロスターでつながっており、パリからベルギー、ディズニーランド、モンサンミッシェルなど各都市へのアクセスもしやすかったので、パリ滞在を長めにすることにしました。

次に休暇日数は決まっているので日数とコンテンツ量を踏まえて、優先順位付けを行います。こちらは普段の旅行の計画を立てる方法とさほど変わりはないかと思います。

本当はルクセンブルクやドイツにも行きたかったのですが、優先順位が高くなかったので今回は断念しました。ベルギーも1日あれば十分そうなコンテンツ量だったので、日帰りにすることにしました。

4 ざっくりスケジュールを立てる

ここまででざっくりと日付と行先が絞り込まれました。あとはどんな順番で回っていくか?ということになりますが、先ほどある程度移動方法が見えてきたので、それをもとに考えます。

ポイントは出発点と終着点を決めることです!今回の私の事例では、バルセロナ-パリ、パリ-ロンドン、パリ-ブリュッセルといった形での移動パターンが見えてきたので、これらをどう組み合わせるのがよいか考えます。パリを起点にしてしまうとバルセロナとロンドンが真逆な方向なのでロスが発生してしまうので、必然的にバルセロナかロンドンを出発点か終着点にする必要があります。

今回は元気なうちにサグラダファミリアを見に行きたかったので、バルセロナを出発点に、ロンドンを終着点にしました!バルセロナ⇒パリ⇒ブリュッセル(日帰り)⇒ロンドン、の大枠の流れが完成です。

黒:飛行機移動
赤:バルセロナ
黄:パリ
青:ロンドン

順番を考える際に、若干前後しますが、次のステップの航空券があるかないかというのにもよって順番を変える必要性が発生する場合もあります。

5 移動手段・ホテル・アクティビティを予約する

次は移動手段・ホテル・アクティビティの具体的な予約を進めていきます。

予約の順番ですが、ここは個人の優先度によるところが大きいかと思います。しいてポイントを挙げるならば、手段や空き状況が限られており事前手配の方がお得な『移動手段』から埋めていくのが良いかもしれません。よほどのマイナー都市でない限り、様々な宿泊施設がありホテルは替えが効きますしね。

移動手段を予約する

はじめに日本からバルセロナ、そしてロンドンから日本への航空券を予約しました。バルセロナは直行便がないので必然的に経由便での旅行となりました。

Expediaで検索するとカタール航空・エミレーツ航空・ターキッシュエアウェイズあたりの中東系の航空会社がお値段的にも相対的にリーズナブルだったのでそちらから検討しました。特にカタール航空とエミレーツ航空は以前乗ったことがあり、機内食や機内サービスも充実していたので、そちらを軸に検討することにしました。

航空会社の搭乗レビューをブログで紹介している方も多いので、そういった情報も参考にしてみるのはよいかもしれません。私もカタール航空のレビューを下記に掲載しています。

ヨーロッパ周遊|カタール航空QR12・QR812便エコノミークラスでロンドン-ドーハ-羽田へ帰国!【搭乗記~復路】
カタール航空はワンワールドに加盟している航空会社で、「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を7度受賞しています。実は私は今回で3回目の利用で、トランジットに時間がかかることを差し引いても快適なフライトをおくれる航空会社です!この記事では、バルセロナへ向かう機内の様子やハマド空港でのトランジットの様子などについてレポートしていきます。

そして、今回はカタール航空を選択しました。具体的な予約としては、Expedia経由での予約でも問題ありませんが、航空会社の公式サイトからの予約を行いました。たまたまそちらのほうが安価だったのと変更手数料が発生しなかったからです。

また、併せて都市間移動の鉄道も事前に予約しておきました。ヨーロッパの鉄道は現地で買うよりも事前に購入しておいたほうが安価に購入できるため、また日本で購入しておいたほうが落ちついて購入できるので、やはり事前購入をお勧めします。

今回は、バルセロナ-パリ(片道)、パリ-ブリュッセル(往復)、パリ-ロンドン(片道)を事前に各鉄道会社の予約サイトから予約しました。鉄道会社の予約サイトのほかにも、日本語で予約可能なサイトもあるため、そちらを利用するのもよいかもしれません。

ホテルを予約する

ここが一番迷いました。土地勘がないのに、たくさんの種類のホテルがあるので、どうすればいいのやら…。私の場合は都市ごとに値段・ランクの緩急をつけることにしました。例えば、下記のような具合です。

  • 初日は疲れているから駅近のシティホテル
  • パリはアクティビティをたくさんして帰って寝るだけだから3つ星クラスのリーズナブルなホテル
  • ロンドンはアクティビティ中心の日は駅近のシティホテル
  • 最終日付近はハネムーンなので5つ星ホテル

緩急をつけて自分の中の基準を設けることにより、値段やランク、朝食の有無、立地等で絞り込みができるようになります。ある程度ホテルが絞り込まれたら、Google Mapやホテルのレビューサイトを参照し、問題ないか確認したうえで予約手配をします。すべてExpedia経由で予約しました、直前までキャンセル料がかからないホテルを中心に選びました。

アクティビティを予約する

順番が前後しますが、ホテルや飛行機の予約の前に、ある程度アクティビティの空き状況を確認しておいたほうがよいかもしれません。空いてなかったら諦めるというのも潔いですが、可能なら諦めずにアクティビティも楽しみたいところです。

今回はほとんどのアクティビティ(サグラダファミリア・ジヴェルニーのモネの家・モンサンミッシェル・ワーナーブラザーズスタジオツアー・オペラ座の怪人等)が予約可能そうだったので、航空券やホテルの手配を優先して進めました。また、ホテルが決まるとその立地をもとにどのアクティビティから順番に行っていくかというのも明確になるので、やはりまずは決めてしまうというのが話を進めるには早いです。

アクティビティは各公式サイトからの予約も行いましたし、KKdayやKLOOKなどのアクティビティサイト、場合によってはHISなどの旅行代理店のサイトなどからも行いました。各プランを見比べて値段や時間など自身のスケジュールに都合がよいプランを選択するのが良いかと思います。

6 食事やお土産、ショッピングの予定を追加する

最後に融通が利きやすい、食事やお土産、ショッピングの予定を追加していきます。ホテルの立地や前後の予定をもとに、エリアが絞り込まれるので該当エリア内で美味しいお店を選んだりスーパーを探したりするのがスムーズです。

勿論、予め行きたいお店が決まっている場合は、アクティビティの予約よりも優先してスケジュールをたててしまうのが良いかと思います。特にレストランなどは予約必須なところもあるかもしれません!

【実録】ハネムーンスケジュール

これらを順番に行って完成したのが下記のスケジュールです!ほぼほぼ予定通りに進みましたが、実際には旅の疲れが出て予定を変更したり、急遽エッフェル塔がメンテナンスになったり、スケジュール変更も多々生じました。しかし、そういったアクシデントも旅の醍醐味なので、必ずしもスケジュールにこだわらずその時々の状況に合わせてやりたいことや行きたいところは柔軟に変化させて楽しむのが良いかと思います!旅行は楽しんだもの勝ちです♪

ハネムーンスケジュール
  • Day0 6/9
    空港へ移動

    15:30 退勤&荷造り開始(事前に荷造りはしておいたほうがよいです…)

    18:00 入浴・夕食

    20:00 出発

    22:00 羽田空港

  • Day1 6/10
    スペイン バルセロナ1日目

    01:00 羽田HND

    ↓カタール航空QR813(11h30m)

    06:30 ドーハDOH

    ↓トランジット1h40m

    08:10 ドーハDOH

    ↓カタール航空QR145(7h10m)

    14:20 バルセロナBCN

    16:30 ホテルチェックイン@バルセロサンツ

    17:30 市内観光

    19:00 夕食

  • Day2 6/11
    スペイン バルセロナ2日目~サグラダファミリア・ガウディ建築

    超高速のエレベータにのって、89階の展望台へ!台北の光り輝く街並みがとっても綺麗です。

    08:00 朝食@チュロス&ホットチョコレート

    09:00 サグラダファミリア(チケット購入済)

    10:30 入場時間

    11:00 受難の塔(Passion facade)入場時間

    11:40 市内観光

    ☑(外観見学)カサミラ

    ☑️(外観見学)カサバトリョ

    ☑(外観見学)カタルーニャ広場

    ☑(買い物)デパートel corte ingles

    12:00 昼食@Cerveseria Catalana(タパス@しげたび)

    15:00 グエル公園(チケット購入済)

    19:00 夕食@***タパス

  • Day3 6/12
    スペイン バルセロナ3日目/フランス パリ1日目

  • Day4 6/13
    フランス パリ2日目~モンサンミッシェル

  • Day5 6/14
    フランス パリ3日目~パリディズニーランド

  • Day6 6/15
    フランス パリ4日目/ベルギー ブリュッセル日帰り~ブリュッセル日帰り観光

  • Day7 6/16
    フランス パリ5日目~市内観光

  • Day8 6/17
    フランス パリ6日目~ジヴェルニーモネの家/ヴェルサイユ宮殿

  • Day9 6/18
    フランス パリ7日目/イギリス ロンドン1日目~大英博物館

  • Day10 6/19
    イギリス ロンドン2日目~ワーナーブラザーズスタジオツアー

  • Day11 6/20
    イギリス ロンドン3日目~シャーロックホームズ博物館

  • Day12 6/21
    イギリス ロンドン4日目~オペラ座の怪人

  • Day13 6/22
    イギリス ロンドン5日目~ナショナルギャラリー

  • Day14 6/23
    空路にて東京へ

  • Day15 6/24
    空港付近で1泊

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