ニャチャンにはベトナム唯一のテーマパークがあるって聞きました!
せっかく長く滞在するなら、ビーチ以外のアクティビティも楽しみたい!
ベトナムにはディズニーランドやユニバーサルスタジオはありませんが、なんと島まるごとテーマパーク化した『ヴィンワンダーランド(旧ヴィンパールランド)』という巨大テーマパークが存在します。2007年の開業後、2020年にリニューアルオープンしたテーマパーク×プール×動物園×水族館×植物園の欲張り複合施設です。
ベトナムニャチャンは美しい海に囲われたビーチリゾートでそれだけでも十分満足な観光地ですが、もしお日にちが許す場合や小さいお子様連れなら、こうした複合テーマパークで1日中過ごすお休みというのもありかもしれません。
是非ヴィンワンダーランドに関する疑問を解消して、お出かけしてみてくださいね!
- 「ヴィンワンダーランド」の基本情報が分かる
- 「ヴィンワンダーランド」のチケット予約方法が分かる
- 「ヴィンワンダーランド」の行き方が分かる
- 「ヴィンワンダーランド」の見どころやおすすめモデルコースが分かる
ヴィンワンダーランドの基本情報
ヴィンワンダーランドは、ニャチャンにあるチェー島を島まるごとテーマパーク化したリゾートアイランドです。島内には、テーマパーク・プール・動物園・水族館・植物園などあらゆるアクティビティが詰め込まれており、基本的には入場料だけで朝から晩まで楽しむことができてしまう贅沢な施設なんです!
また、それ以外にもレストランやホテルなども併設されており、島に宿泊して複数日かけて遊び尽くすこともできてしまいます。
ヴィンワンダーランドはベトナムの有名企業ヴィングループによって運営されており、ニャチャン以外にもホイアンに同様の施設が開業されています。一応ベトナム唯一の大型テーマパークとまことしやかに言われていました。営業時間は08:00~20:00と朝早くからやっている一方で、コロナ禍の影響か一部アトラクションが休止していたり夕方頃になるとお客さんの数がだいぶ減るエリアもありました。
施設名 | VinWonders |
住所 | City, Dao, Nha Trang – Hòn Tre, Nha Trang, Khánh Hòa 650000 ベトナム |
電話番号 | +8419006677 |
公式サイト | https://vinwonders.com/vi/vinwonders-nha-trang/ |
開園時間 | 08:00~20:00(ただし施設により異なる) |
ヴィンワンダーランドのチケット購入方法
公式サイト
ヴィンワンダーランドのチケットは公式サイトから購入可能です!大人2人で170万ドン(=8,500円相当)のチケットが販売されており、基本的には入園料を支払えば、プールや動物園、遊園地ほぼすべてのアトラクションが追加料金なしで楽しめます!
一部のアトラクションは追加料金が必要であり、またロッカー代などは別途必要な場合もあるので、その点は随時ご確認ください。
- STEP1公式サイトにアクセス
- 目的地(ヴィンワンダーランドニャチャン)
- 日付
- 大人・子供・高齢者の人数
を選択してSearchをクリック
- STEP2チケットを選択
購入可能なチケットが表示されるので、チケットを選択してBuy nowをクリック
今回は10万ドン分のMeal Voucherがついて、会員登録後クーポンコード入力で5%OFFになる、大人2人向けのHAPPY COMBOが最もお得だったので、そちらを選択しました。
このあとの手続きのために予め会員登録を済ませたうえで入力を進めるのがスムーズでした。
- STEP3個人情報を入力し決済
ログイン後クーポンコードが入力できます。
また、顧客情報や支払い方法(クレジットカードであればInternational credit/debit card(Visa/Master/JCB)を選択し入力後Paymentへ
- STEP4メールにてQRコードのリンクが送付
決済が無事完了すると登録したアドレス宛に下記のようなメールが届くので、赤枠のリンクをクリックし、QRコード(人数分表示されます)へ遷移。
当日はそのQRコードを読み取らせれば入園できます。
ちなみにMeal VoucherはQRコードをレストランのスタッフに見せて伝えれば、10万ドン分差し引いて請求してくれました。
チケットサイト
また、公式サイト以外にもKlookなどのチケットサイトから予約することも可能です。チケットサイトでは、お得なクーポンや初回割引が実施されている場合もあるので、そちらを見てから予約してみるのもよいかもしれません!
ヴィンワンダーランドのアクセス方法
ヴィンワンダーランドがあるチェー島には、フェリーもしくはケーブルカーの2種類の移動手段で向かうことができます。いずれもニャチャン郊外に港があるため、まずはそちらにGrabなどを利用して向かうのがおすすめです。
移動手段❶フェリー
フェリーターミナルに着くと、事前にチケットを購入していたのでチケット売り場には並ばずに、フェリー乗り場へ直行できます。まず手荷物検査を受けたうえで、乗り場でフェリーが来るのを待ちます。
フェリーは案内板によると30分刻みで出港しているようでしたが、私たちは10:00少し過ぎに到着しそこに来ていたフェリーに乗り込むことができました。何台かフェリーが待機していたので、ピーク時はピストン輸送しているのかもしれません。
フェリー内部は3人掛けの座席が左右にあり、何列も座席があるのでわりと大人数の輸送も可能そうでした。
チェー島に着くと、まずは正面のお城的な建物を目指して進みます。こちらが入り口のゲートとなっており、チケットのQRコードをかざして、ヴィンワンダーランドに入場です。
入場したあとに撮った写真ですが、下記のようにセキュリティゲートがいくつか設けられている様子が分かります。
移動手段❷ケーブルカー
ちなみに定期メンテナンスの為休止中のケーブルカーですが、島内のケーブルカー駅を覗いてみると、メンテナンスというよりかは廃墟?のような感じでケーブルカーを掛ける鉄骨などが解体されていました。
海の上にもケーブルカーのロープを渡すための支柱が何本もあるのですが、ロープは完全に外されており支柱のみでした。雰囲気的にはどうにもメンテナンスをしている感じには見受けられませんでした。
もしかすると、収益的な観点やメンテナンスの工数の観点からケーブルカーを廃止して、フェリーだけにしようとしているのかもしれません。そのへんの実情や予定などは調べても不明だったので、飽くまで現地を見たうえでの印象でしかありませんが。
効率よく楽しむモデルコース(公式情報)
あまりにもエリアが広すぎるのと、初めて訪れる場所なのに日本語の情報が全くないため、どうやって島内を巡るか考えあぐねていると、公式サイトでおすすめのモデルコースが記載された簡易マップを見つけました!
ダウンロードリンクが書き換わる可能性もあるので、念のため公式サイトのURLとリンクボタンのスクリーンショットも掲載しておきますね。Download sitemap and directionsのボタンを押すと該当マップに遷移できました。
右側に家族向け、左側にグループ・カップル向けなどターゲットごとに時間ごとのおすすめのまわり方などが書いてあるので、こうした情報も参考に島内を巡ってみるのも良いかもしれません。
遊び方❶SEA WORLD & Fairy Land & ADVENTURE LANDでアトラクションを満喫!
島内にはいわゆる遊園地のようなアトラクションが設置されたエリアが3ヶ所ほどあります。入り口から比較的近いところにあるのがFairy Landで、左手にSEA WORLD、右手の高台にADVENTURE LANDがあります。
Fairy Landはフードストリートやお土産屋さん、子供向けのTATA’S FAIRY LANDという小さめなアトラクション、一部大人向けのアトラクションなどがあるエリアです。
SEA WORLDは名前だけみるとプールのエリアと勘違いしていましたが、こちらもアトラクションが少しありました。
ADVENTURE LANDは絶叫系のアトラクションを中心としたやや大人向けのエリアとなっています。
アトラクション名を確認しながら乗ったわけではないため、ここから先はもしかするとアトラクション名と内容が一致していないかもしれませんが悪しからず。。。位置関係でうろ覚えで対応させています。
Fairy Land
入場してすぐのエリアは比較的ファンシーな乗り物も多いFairy Landです。乗り物以外にも、フードストリートやお土産ショップなどが展開されています。
フードストリート
フードストリートにはビュッフェ形式のレストランやベトナム料理店、カフェなど様々なお店が入っています。下記は13:00過ぎのお昼時に訪れたベトナム料理店ですが、広い店内でだいぶ空いていました。フォーを注文し戴きましたが、美味しかったです。
Tata World River Adventure
簡単に説明するとカリブの海賊と思って差し支えないかと思います。ボート型のアトラクションに乗って、水の上を移動し最後に軽めなジェットコースター要素があるアトラクションです。少し濡れます。
ホーンテッドマンション的な感じで前室にまずは通されて、下記のお爺さんが時代背景などを説明する形でスタートします。すべてベトナム語なので全く意味は分かりませんでしたが、プロジェクションマッピングの画像などを見てお爺さんの声色から私の方で推察したところによる解釈は下記です。違ってたらすみません、自信は全くないです。
- ベトナムっぽい地域で4つの国だか地域だか種族が争いをしている
- 種族たちはそれぞれ火・水・草・〇〇(あともうひとつは忘れました)の属性を有している
- 真珠が宝のようなすごく重要なキーアイテム(おそらく旧ヴィンパールランドというくらい名前にも冠しているのでそこから派生しているのでしょう)
- 火を司る種族が悪者で真珠を奪う
そして実際にボートに乗り込み、種族たちが力を合わせて真珠を奪い返すシーンをいろいろ見ていくという流れだったのだと思います。
SEA WORLD
ここには小さい子~大人まで楽しめそうなアトラクションがいくつか点在している小規模なエリアでした。実はこのエリアをまず初めに遊んだのですが、遊び甲斐があってよかったです。
Crashing Rainbow
これは遊園地で動物形状の動く乗り物があると思うのですが、それとゴーカートを組み合わせたような乗り物です。スタートからフィニッシュまで自由に場内を自分で運転できるゴーカートだと理解していただくのが早いと思います。
動物の顔は壊滅的にセンスがないです。なぜこの顔にした???
運転しているといろいろな人にぶつかったりもして、かなり運転テクニックも求められます。
Flying Cinema
このアトラクションはフィルハーマジックを想像して列に並んでいたのですがどうにも進みが遅かったです。それもそのはず、漸くアトラクション乗り場に着くと、まず荷物をロッカーに入れさせられて、宙に浮いた一列の座席が鎮座しており、まったく違うアトラクションでした!
ソアリンです。いや、ソアリンではないんですけど、つまるところソアリンです。
座席に座ると目の前が下記のような劇場?みたくなっており何が始まるのかと思ったら、開始直後座席が動き180°後ろに旋回し、目の前いっぱいにスクリーンが広がりました。
スクリーンには世界中の様々な景色が映し出され、それを空から眺める、まさにソアリンです。終わったとは、拍手が生じていました。
ADVENTURE LAND
高台にあるADVENTURE LANDエリアには、ジェットコースターをはじめとする絶叫マシンがいくつかあります。訪れたタイミングが平日の夕方17:00頃でお客さんの数も少なく、一部アトラクションは休止中のようでした。
今回は他のアトラクションで遊び過ぎて疲れてしまっていたのと、ベトナムのアトラクションの安全性がよくわからないため、絶叫マシンには乗らず、外から写真だけ撮りました。
遊び方❷ウォーターパークでスライダーを満喫!
ウォーターワールドエリアはその名の通り、プールやビーチを楽しむことができるエリアです。プールエリアでは何種類ものウォータースライダーをはじめ、流れるプールや波のプール、キッズゾーンなど様々な種類のプールを堪能できます。
Tornado Surfing
特に名物なのがこの4つ設置されたウォータースライダー!ルート上では、暗がりのなかでライトが点滅している空間を滑り抜ける演出もあり、非常に楽しいです。
Mythical Temple
たしかこれが波のプールだったと思います。一定の周期で高い波に揉まれますが、浮き輪やライフジャケットも利用できるので比較的楽しみやすいかったです。
Python Kombat
浮き輪に乗って滑るタイプのウォータースライダーです。このアトラクションに限らず、スライダーは基本的には浮き輪ありのものしかなかったように思います。日本と比べて速度も速い?気がするので摩擦的な影響もあるように思います。
ビーチ
ウォーターワールドはプールだけでなく、ビーチで海を楽しむこともできます!といってもほとんどの人はプールを楽しんでおり、海の利用者はわずかでした。
ウォーターワールドの利用方法
ウォーターワールドでは、ロッカーやタオルのレンタル、更衣室の利用が可能です!また近くの売店では水着の販売もあるので、現地調達でもOKです。
テーマパークだけでなく、プールの利用まで入園料に含まれているのはすごいですね!
Step1 ロッカーとタオルをレンタル
まずは受付でロッカーとタオルをレンタルします。それぞれ30,000ドンと50,000ドンで、さらにデポジットがかかります。デポジットはロッカーを壊したりタオルを持って帰ったりしない限りは、最後に返却してもらえます。
その際、受付時にデポジット返金用の用紙をもらうのでこれは帰りまで無くさないようにしまっておく必要があります!
Step2 更衣室で着替える
男女別のトイレの奥の方にそれぞれ個室更衣室が多数設置されています。試着室のような感じにブース上になっており、シャワーも設置されています。
中はフックがあるのでそこに荷物などをかけつつ、着替える感じですね。若干臭いが気になりましたが、それはブースによるのかもしれません。
Step3 ロッカーに使わない荷物を入れる
着替えを終えたら、使わない荷物をロッカーに入れてしまいます。着替えの前に粗方しまって置くのがおすすめです。
ロッカーはキーをかざして解錠する形式で、何度でも開け閉め自由です。
Step4 デポジット返金
プールを遊び尽くし、着替えも終えたら、タオルとロッカーキーを返却します。返却時にデポジットの預かり証をわたすことで、デポジット金額が返金される仕組みです!
遊び方❸KING’S GARDEN動物園で間近で動物見学!
お次にご紹介するのはKING’S GARDEN!いわゆる動物園で、キリンやトラ、ライオン、サイなど定番の動物たちを間近で見学することができます。日本よりも心なしか距離が近いので、満足度の高いエリアです。
入り口付近にはたくさんのフラミンゴがいます。
さらに奥に進むとキリンとシマウマのゾーン。キリンの首の高さあたりに見学通路が設けられており、手を伸ばしたら届いていしまう距離感です!日本ではここまで間近でキリンを見る機会は少ないと思います!ただし、手を伸ばしたり過度に刺激を与えるような行為は控える必要があるのでその点は注意してください。
ベトナムの気候は日本より2~3°低かったのですが、それでも夏場は非常に暑いです。動物たちも日陰や水飲み場付近に溜まりがちです。
ホワイトタイガーも展示されていました。こちらはさすがに距離が十分に確保されています。
動物のモニュメントに紛れて、鹿もいました。
また、BIRD WORLDという鳥類の展示エリアもありました。
ドーム状のエリア内には、木々が生い茂っており様々な鳥類が思い思いに木に停まっています。
遊び方❹World gardenは植物園なのに日本庭園も!?
次にご紹介するWorld gardenは2つのドームタイプの植物園と、広大な庭園を抱えたエリアです。なぜか観覧車もあります。
敷地が広大な割に見どころは多くないので比較的短時間で見て回れるエリアです。
ドーム型の植物園は2つあり、1つは花を中心とした展示がされており冷房も効いており楽しむことができ、もうひとつは冷房が全くないサボテンの展示でした。サボテンならば、冷房がないのも納得です。
蛇口型のモニュメントを駆使してデザインされた花の植物園です。
様々な種類のサボテンが育てられていました。
また、広大な敷地内には植物園以外にも庭園が広がっています。下記は日本庭園で少し季節外れの鯉のぼりの吹き流しが飾られていました。奥の建物では日本茶などを注文することができたり、和服を着て写真撮影ができたり、日本文化を楽しむことができる施設のようでした。
遊び方❺Underwater Worldは水族館!
厳密にいうとSEA WORLD内の施設らしいのですが、ここだけ特異的だったので別建てでご紹介します。Underwater World、水族館です。
あまり規模は大きくないものの、大き目なトンネルを中心にした展示によってさまざまな魚を見るのを楽しめる施設でした。ただし、クジラなどの大型生物や、ラッコやアシカといった日本のショーでお馴染みな動物はおらず、基本は魚類をメインにした施設でした。
出口付近がもしかすると一番人が多かったかもしれませんが、冷房が効いた休憩室?がありマッサージチェアなども置かれていました。
まとめ★ヴィンワンダーランドで丸一日遊び尽くそう!
今回は複合アミューズメントパークのヴィンワンダーランドを丸一日遊び尽くしました!遊園地、プール、動物園、植物園、水族館、等々様々なアクティビティをそれぞれのやりたいことにあわせて楽しむことができるリゾートアイランドでした。
帰りは行きと同様にフェリーに乗ってニャチャンへ向かいます。帰り際には園内の街並みがライトアップされて、ヴィンワンダーランドのシンボルマークVが様々な色に光り輝いていました!
ヴィンワンダーランドの詳細情報は日本語だとなかなかでてこないので、少しでも今回の情報が訪れる際の参考になれば幸いです!
【参考】ヴィンワンダーランドに宿泊するのもおすすめ
今回は日帰りでヴィンワンダーランドを楽しみましたが、ヴィンワンダーランドのある島の中にはホテルもあります!Vinpearl Resort & Spa Nha Trang Bay(ヴィンパールリゾート&スパニャチャンベイ)は大型ホテルであり、プールやスパ、テニス、ゴルフなどアクティビティも充実しています。宿泊すれば朝からテーマパークを楽しんだり、夜ものんびり島内で過ごしたりできます。