ボスフォラス海峡と金角湾、そしてイスタンブール市街を見渡すことができる小高い位置にトプカプ宮殿は位置しています。オスマン皇帝の贅を尽くした住居とその宝物をご覧いただくことが可能な必見の観光スポットです。
2024年2月にトプカプ宮殿に実際に訪れてみましたので、入場方法やチケットの購入方法、トプカプ宮殿の見どころなどご紹介いたします!
このあたりはブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿、トプカプ宮殿と見どころが集まっており、とても1日じゃ回り切れないので何日かかけて見学いただくのがおすすめです!
- 「トプカプ宮殿」のチケット購入方法が分かる!
- 「トプカプ宮殿」への行き方と入場方法が分かる!
- 「トプカプ宮殿」の見どころが分かる!
「トプカプ宮殿」の基本情報
トプカプ宮殿とは?
15~19世紀にかけて、オスマン帝国の中心として国政が行われ、歴代の君主スルタンとその家族たちが、ここトプカプ宮殿で暮らしました。室内装飾が豪華なハレムとスルタンの財宝を展示する宝物館は必見スポットなので、この2つを軸に見学を進めていくのが良いかと思います。
トプカプ宮殿の基本情報
住所:Cankurtaran, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
電話番号:+902125120480
営業時間:09:00~17:00(火曜日:定休日)
公式サイト:https://www.millisaraylar.gov.tr/saray-kosk-ve-kasirlar/topkapi-sarayi
※現地訪問時点(2024年2月)の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
「トプカプ宮殿」の行き方と入場方法
チケット売り場へのアクセス
トプカプ宮殿の最寄り駅は『Sultanahmet駅』になります。アヤソフィアとも隣接したやや北寄りのエリアにあり、こちらも多くの観光客が訪れる必見スポットです。
アヤソフィアのチケット売り場のすぐ近くに『帝王の門』があり、そこがトプカプ宮殿に入る第1の門です。ここまでは自由に出入りができ、当時も庶民も自由に出入りできたようです・
その後、まっすぐ進み、正面に『表敬の門』というトプカプ宮殿見学の際の入り口となる門が現れます。その道中の右手にチケット売り場があります。
チケット料金
チケット売り場にてチケットの購入が可能です。事前にWebサイトからも購入可能ですが、そこまで混んでいなかったので現地購入でも問題ないかと思います。当時は1,500トルコリラでお高めでした。
オーディオガイドの貸し出し
オーディオガイドの貸し出しはチケットの料金に含まれているので、追加の支払は不要です。チケット売り場から少し進むと、各国の国旗のマークが壁に描かれたオーディオガイドの貸し出し所があります。そこで無料でオーディオガイドを借りることができます。たしか、パスポートを預ける必要があったように思います。
「トプカプ宮殿ーハレム」の見どころ
ここからはトプカプ宮殿の2大スポットのハレムと宝物館のそれぞれの見どころを簡単にご紹介します!まずハレムは宮殿内の女性たちの居住区で、女性と黒人宦官、そしてスルタンとその皇子のみしか入場が許されなかったエリアです。
イスラム教は一夫多妻制だったので、スルタンは4人まで妃を娶ることができました!
皇子の間
ブルーが基調の鮮やかな部屋とは裏腹に、世継ぎ争いを避けるために皇子たちは幼少期からこの部屋に幽閉されていました。そこで皇子たちは帝王学を学んでいました。
おそらく素通りしてしまったのか、手元に写真が残っておらずすみません💦
スルタンと家族の浴室
大理石造りの明るい部屋は、サウナ・マッサージ・休憩室の3つのエリアに分かれている浴室です。刺客から襲われるのを避けるために鉄格子でおおわれているのも、時代を感じますね。
黒人宦官の部屋
ハレムの警備を司る黒人宦官の寄宿舎も中にあります。彼らはエジプトから連れてこられた奴隷であり、この部屋ではその暮らしぶりが再現されています。
↓もしかしたら別の部屋の写真だったかもしれませんが、このような感じで人形で当時の暮らしぶりを再現しています。
スルタンの大広間
宮殿内で最も華やかな大広間では、スルタンが側近や家族、友人たちと連日連夜宴を開いたとか。広い空間の天井はドーム状になっており、まるで小さなモスクにいるような気分です。
「トプカプ宮殿ー宝物館」の見どころ
また、歴代スルタンの宝飾品、食器、玉座などは宝物館に展示されています。そのほとんどが贈り物や戦いで勝ち得た戦利品であり、当時のオスマン帝国の国力や豊かさを象徴しています。
トプカプの短剣
大きなエメラルドが3つ埋め込まれた黄金の短剣です。緑色に輝くエメラルドが特徴的ですが、イスラム教では緑色が希望を意味しており、それゆえスルタンはエメラルドの宝飾を好みました。
短剣の写真を撮り損ねてしまったのですが、確かに宝物館などでこのようなエメラルドの宝石類は多く目につきました。
スプーン職人のダイヤモンド
86カラットの巨大なダイヤモンドの周りに49個の小さなダイヤモンドがちりばめられている様は圧巻です。名称の由来は、漁師が拾ったダイヤの原石をスプーン職人がスプーン3本と交換した伝説があるからだとか。
まとめ★トプカプ宮殿もおすすめ
あまりの広大さに臆してしまいますが、ぜひたっぷり時間の余裕をもってトプカプ宮殿の数々の至宝をご覧になってはいかがでしょうか。当時のスルタンの生活の様子や、贅を尽くした数々の名品など、一見の価値ありです!トプカプ宮殿をまわる際の参考になれば幸いです。