1970年の大阪万博でも展示された「月の石」は、当時3~4時間待ちもざらではなかったほどの大盛況だったようです。2025年大阪・関西万博においても、アメリカ館では再び「月の石」が展示されるということで、開催前から注目が集まっていました。
今回はアメリカ館で実際に月の石を見てきたので、その様子をご紹介したいと思います。

1970年の大阪万博の追体験ができるという意味では、貴重な体験だったと思います。
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アメリカ館の「月の石」とは?

アメリカ館では、アポロ計画で持ち帰られた本物の月の石が展示されています。実際に宇宙飛行士が月から持ち帰った貴重なサンプルを間近で見られる貴重な機会です。
前回と今回の「月の石」の違いは?
並んでいる間にスタッフの方の説明を聞いたのですが、前回の大阪万博で展示されたのはアポロ11号が最初に持ち帰った月の石だったようです。人類初の月面着陸を果たしたときのものなので歴史的価値や、当時のリアルタイムの熱狂を考えると、かなりの盛り上がりだったんだろうなと思います。

そして、今回の月の石は、アポロ計画最後の有人月面探査ミッションであるアポロ17号が持ち帰ったもので前回とは異なる石とのことです。スタッフの方曰く、今回展示している石の方が大きくて見ごたえがあるとのことで、逆に前回の石がどれだけ小さかったのか気になってしまいました。
「月の石」の展示の雰囲気と印象

アメリカ館は未来感あふれるモダンなデザインで、展示エリアの最後の方に「月の石」鑑賞レーンと、鑑賞せずそのままギフトショップに行くレーンで分かれていました。
そんなに列が長いわけではなかったので、せっかくの機会ということで月の石の鑑賞レーンへ。
一人当たりの鑑賞時間は流れ作業のようにあっという間なのでご注意ください!事前にアナウンスもあり、動画で撮った方がいいよということなので、しっかりと動画で写させていただきました。
見た目の感想としては、ケース越しの鑑賞だったこともあり、正直そのへんに転がっている石と大差ないなという感じでした。でも、列に並んで月の石を眺めるという、ある意味過去の万博の追体験ができたというのは貴重な機会だったと思います。

意外とちっちゃいので、個人的にはそこまで感動しなかったなぁと思いましたが、よく考えてみると1970年から55年もの月日が流れて技術や娯楽が発展した現代だからこそ感動の閾値が高くなってしまっているのかもしれないなとも感じました。
あまり技術や文化の進化に思いを馳せる機会もないので、貴重な機会でした。