Googleの生成AIであるGeminiにてStorybookという、朗読ナレーション付のオリジナル絵本を作成できるようになりました。2025年8月にローンチされたばかりの機能なので、若干動作は不安定なものの、私も旅の思い出をオリジナルの絵本にしてみたので、使い方をご紹介します。
Storybookってなに?
ユーザーがストーリーのアイデアを入力するだけで、10ページのオリジナルストーリーブックを生成することができるようになりました。テキスト、イラスト、自動音声ナレーションを含む構成です。
Geminiアプリ(Web・モバイル共通)で利用可能で、どこからでもアクセスできます。しかも、写真や絵をアップロードして、物語の素材にできるため、個人的な記憶や子どもの絵などを活かした物語作成が可能に!
特長 | 内容 |
---|---|
アートスタイル選択 | ピクセルアート、コミック、粘土風(クレイメーション)、編み物風、ぬりえ風など多彩なスタイルが選択可能。 |
45以上の言語に対応 | 多言語利用が可能で、ナレーションにも対応(言語によって制限あり)。 |
共有・印刷・リンク取得 | 作成したストーリーは公開リンクで共有でき、印刷や音声再生も可能。 |
Storybookの作り方
①GeminiでStorybookの作成をリクエスト

プロンプトはこんな感じで書きました。
下記の記事をもとに、エジプト・アスワン旅行で空港送迎のトラブルがあったけど楽しめたよ、という思い出をstorybookでつくって。
https://er-tamarin.com/movenpick-aswan/
今回はブログ記事の内容をもとに、思い出をつづってもらおうと思ったのですが、果たしてどんなアウトプットになるのでしょうか?
②Storybookが生成
生成された絵本がこちら!右上のListenボタンを押せば、読み上げもできちゃうんです。

ただ、そのクオリティと内容は…?正直な感想を述べたいと思います。
- ブログのストーリーから少々内容がずれているものの、ちゃんと10ページで完結している
- 「エララ」が急に主人公として登場している(まじで誰?)
- 朗読のイントネーションはやはり生成AIなので違和感あり
- 絵は海外の絵本感はあるけど許容範囲
- 文章はかなりしっかりしている


意外といいな!
ローンチ当初でこのクオリティなら、今後さらに複雑なストーリー(SFやミステリー)の展開もできるようになるんじゃないかと期待感が高まります。
Storybookの今後の活用例
Storybookの今後の活用例としては、下記のような用途が考えられるのではないでしょうか?私も旅行先の思い出をまとめられたら面白そうだなと思っています。
子ども向けの教育や寝かしつけ、説明ツール
「5歳向けに宇宙を説明する物語」や「ゾウを主人公にした優しさを伝えるストーリー」など。
個人の記憶や作品を物語化
旅行の写真や子どもの絵を取り込んで、その体験をベースにストーリーを構築するなど。
教師・セラピストにも便利
教育的テーマや感情を扱った物語で表現することで、子どもたちへの理解や共感を促すツールとして活用も?