イスタンブール旧市街にそびえ立つアヤソフィア(Hagia Sophia)。キリスト教の大聖堂からモスク、そして博物館を経て、再びモスクとして公開されているこの歴史的建築は、まさに「時を超えた奇跡」と呼べる場所です。
この記事では、実際に観光して感じた「アヤソフィア内部の見どころ」を5つに厳選し、撮影OKなポイントを中心に写真映えするスポットを徹底紹介します。これから訪れる方は、ぜひカメラやスマホの準備をお忘れなく!

アヤソフィアの内部は有名な箇所も多いので、ぜひどんな撮影スポットがあるのか予習してから行ってみてくださいね!私はあまり予習せずに行ったので、現地でググりながら撮影してましたw
アヤソフィアの基本情報

建てられたのは6世紀でビザンツ帝国時代まで遡ります。世界最大の大聖堂でしたが、オスマン帝国の制服をきっかけにイスラム教の礼拝施設であるモスクに。そして、トルコが共和制に移行しアヤソフィアは博物館として公開されてきました。しかし、2020年7月にエルドアン大統領の方針により、再びモスクとしてその扱いが変更となりました。
しかし、モスクとして無償で訪れることができることにより、多くの観光客が押し寄せる事態がここ数年続いており、2024年1月より苦肉の策としてモスクとしての扱いを維持しつつも、観光客向けには有償化する対応に踏み切るに至りました。
つまり、結論として、現在はモスクであり観光名所でもある、ということになります。
住所:Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
電話番号:+902125221750
営業時間:09:00~19:30
入館料:€25
※現地訪問時点(2024年2月)の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
①巨大ドームと天井装飾:神々しい空間の中心

アヤソフィアの象徴ともいえるのが、内部中央にそびえる巨大なドーム。
高さ約55メートル、直径約30メートルのドームは、見上げるだけで圧倒されるスケール感。金色を基調とした天井装飾と、その中心に刻まれたアラビア書道(カリグラフィー)は、光の入り具合によって印象がガラリと変わります。
②ビザンティン様式のモザイク画:信仰と芸術の融合

アヤソフィア内部では、ビザンティン時代のモザイク画が多数残っています。多くはイスラム化の過程で漆喰で覆われていたものが、修復によって再び姿を現しています。
表向きはイスラム教の宗教施設の為、聖母マリアとキリストの姿が描かれた宗教画はカーテンで覆われて見えなくなっています。2階のギャラリーの一部からのぞき込むような形でキリストの姿を拝見することができるので、必見のスポットになっています。

特におすすめなのが、後方上部にあるキリストや皇帝のモザイク画。金箔や色ガラスが使われており、光の反射で輝きを放つ様子はまさに芸術。
③イスラム書道パネル(巨大な円形カリグラフィー)

ビザンティンの要素と並んで目を引くのが、巨大な円形のイスラム書道パネル。黒地に金色で書かれたアラビア文字が、左右対称に8枚掲げられており、モスクとしての歴史を物語っています。
これは19世紀に書かれたもので、預言者ムハンマドやアリーなどの名が記されています。ビザンティン建築の中に大胆に配置されたこの装飾は、宗教が交差するアヤソフィアならではの光景。
④ミフラーブとミナバー(祈りの方向と説教壇)

モスクとして使用されていた名残りとして、アヤソフィアにはミフラーブ(メッカの方向を示す壁のくぼみ)やミナバー(説教壇)が今も残されています。
金色や緑を基調とした豪華な装飾が施され、どちらも非常にフォトジェニック。ミフラーブは光が差し込む東側に位置し、静けさと神聖さが漂う空間です。

写真の中央部の空間がミフラーブでお、下部にあるのがミナバーです。やや右にずれているのは、もともとキリスト教施設なので建物の正面とメッカの方向がずれていることが理由です。
⑤2階回廊からの俯瞰ショット:全体を見渡せるベストビュー

ここからは、1階中央ドームやイスラム装飾を一望できる絶好の撮影スポット。アヤソフィアのスケールの大きさが写真に表れます。
また、2階の壁にはモザイク画が残っており、静かな雰囲気の中でじっくり鑑賞できます。
【まとめ】アヤソフィアの内部を楽しみながら撮影
- フラッシュ撮影はNG。自然光を活かす構図を意識しよう
- 三脚・自撮り棒は原則不可
- 宗教施設としてのマナーを守る(騒がない、動線をふさがない)
- 混雑を避けるなら朝イチの訪問がおすすめ
アヤソフィアは、ただの観光スポットではなく、1400年以上の時を超えてきた「歴史の生き証人」です。その空間に身を置き、自分の目とカメラでその魅力を記録することは、旅の中でも特別な体験になるはず。
ぜひこのガイドを参考に、自分だけのベストショットを撮影してみてくださいね!
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