フィンランドといえば、オーロラ観測以外にも12月の風物詩であるサンタクロースに会える街があることで有名です。365日毎日、本物のサンタさんと会うことができる場所は、ロヴァニエミに位置するサンタクロース村です。
サンタクロース村ではサンタグリーティングやトナカイ・犬ぞり、サンタ村からクリスマスカードを出したり、様々なアクティビティを子供から大人まで楽しむことができます。今回は3月上旬にサンタ村に実際に訪れた際のスケジュールをもとに、サンタ村を1日満喫する攻略法をご紹介します!

なかでもサンタさんに会える体験は、大人でも子供でも感動!ぜひ体験してみてくださいね。
- 「サンタクロース村」のコンテンツと準備が分かる!
- 「サンタクロース村」の当日の過ごし方や流れが分かる!
- 「サンタクロース村」を楽しむためのツアー情報も!
- 「サンタクロース村」で宿泊?orロヴァニエミ市内で宿泊?おすすめが分かる!
サンタクロース村を効率的に回るならツアーも検討の余地あり!
繁忙期を避ければ、当日参加でサンタグリーティングは問題なく対応可能です。ただし公共交通機関の移動など不慣れなことも多いかと思います。その場合はサンタ村への送迎付のツアーなどもあるようなので、そちらもご検討いただいてもよいかもしれません。サンタ村以外にもロヴァニエミの名所を効率よく巡るツアーもあるようなので、いくつかピックアップしてみました。ご参考になれば幸いです。
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サンタクロース村ってどんなところ?
サンタクロース村公式サイトより引用(https://santaclausvillage.info/info-and-tips/map/)
サンタクロース村は、フィンランド・ロヴァニエミに位置する、「本物のサンタクロースに会える村」です。村の中に北極圏の境界線があり、境界線上で写真を撮っている方もたくさんいます。サンタクロースオフィスでは一年中サンタとのグリーティングが楽しめます。また、サンタ村の中にはマリメッコやイッタラのショップ、郵便局も併設されており、特別なクリスマスグッズが手に入るのも魅力。
冬は一面銀世界となり、オーロラ観賞やトナカイ体験など、北欧ならではのアクティビティも充実!家族でもカップルでも一人旅でも楽しむことができる旅行先です。
名称 | サンタクロース村 |
住所 | 96930 Rovaniemi, フィンランド |
営業時間 | 24時間営業 ※各施設は営業時間の制限あり |
公式サイト | https://santaclausvillage.info/fi/ |
サンタ村の詳細なマップもあります!こちらの公式サイトからダウンロード可能です。サンタ村は意外と広大な敷地なので(といっても十分歩いて回れます!)、計画的にまわるのがおすすめです。地図上では中心部のあたりに、㉘サンタクロースオフィスがあり、そちらにサンタさんがいます。

”サンタクロースオフィス”なんて言われると一気に仕事感が出ますねwww
サンタクロース村へのアクセス方法
ロヴァニエミ市内中心部からサンタ村へは、公共交通機関のバスがおすすめです。また、空港からロヴァニエミ市内中心部に向かってエアポートシャトルがでていますが、そちらの途中の停車駅としてサンタクロース村があるので、空港から直行することもできます。
サンタクロース村を効率よく楽しむ1日のモデルプラン
ここからは実際にサンタクロース村で過ごした時間をもとに、1日を楽しむモデルスケジュールをご紹介します!朝から夕方まで結構な時間をサンタ村で過ごしましたが、アクティビティの数も多くて全く飽きることがありませんでした。
- 09:00ロヴァニエミバス停(8番線)
- 09:20サンタクロース村到着
- 09:30北極線上で記念撮影&散策
- 09:50サンタグリーティング開場待ち
- 10:00サンタグリーティング
※待ち時間は30~40分程度
- 11:30ハスキーライド
- 12:00ランチ
- 12:50トナカイそり
- 13:20郵便局
- 13:45マリメッコ&イッタラ
- 14:00北極圏到達証明書
- 14:20クリスマスカードの購入
- 15:30お土産購入
- 16:35サンタクロース村バス停
- 17:00ロヴァニエミ市内到着
サンタクロース村の見どころ&おすすめスポット8選
ここからはひとつひとつの見どころを詳しくご紹介します!個別の記事を用意しているスポットもあるので、よろしければそちらのブログもご参照ください。
1.サンタグリーティング

サンタグリーティングは、サンタクロース村を訪れたらぜひとも体験したいコンテンツです!本物のサンタクロースとグループごとに会い、会話を楽しんだり、一緒に写真を撮ってもらったりすることができます。
サンタとの出会いは、お子さんはもちろん大人でも感動です。スタッフがその様子を撮影してくれるため、後から写真や動画を購入することもできます。詳しくはこちらの記事もご参照ください!
写真印刷のみ:55€
写真印刷+データダウンロード:90€
2.北極圏到達証明書

北極圏(Arctic Region)は、先ほどの説明の通り北緯66度33分以北の地域のことです。北極圏の限界線となる北緯66度33分線を北極線(Arctic Circle)といい、サンタクロース村はまさに北極線が通っています!北極線をまたがって写真撮影している観光客がたくさんいました。
ぜひ北極圏到達証明書を購入して、それと一緒に記念撮影してみてはいかがでしょうか?詳しくはこちらの記事もご参照ください!
値段:6€
3.ハスキーライド

シベリアンハスキー犬ぞりツアーはハスキーライドという名称の犬ぞりアクティビティです。雰囲気満載のたくさんのシベリアンハスキー犬たちにそりを引っ張ってもらい、一面の雪景色を駆け抜けていくサンタ村に来たら絶対体験したいアクティビティのひとつです。
値段:45€
4.サーモンスープランチ

お昼ご飯はハスキーパークを出てすぐのカフェで食べることにしました。北欧名物のサーモンスープを中心に、カフェメニューとしてはピザやサンドイッチ、コーヒー、紅茶など割と充実したラインナップでした。

サンタ村は観光地価格で飲食店の満足度もそこまで高くないという口コミがあったので、カフェで簡単に済ますことができて良かったです。このお店のグーグルマップの表記は見当たらなかったので、比較的できたばかりのお店かも?
5.トナカイそり

トナカイそりツアーはその名の通り、トナカイがひくそりに乗って森の中を一周するアクティビティです。犬ぞりほどのスピード感はありませんが、その分乗っている時間も長くておすすめです。2つコースがありますが、今回はレインディアパスという短いコースを選択!実際の様子はこちらの記事もご参照ください。
フォレストパス:50€・800m・10分
レインディアパス:30€・400m・6分
6.マリメッコ・イッタラ

また、サンタクロース村には、フィンランドを代表するブランド「マリメッコ」と「イッタラ」のお店が構えています。一部商品はアウトレット価格として安価に提供されているようなので、気に入った商品が見つかれば購入してみてもいいかもしれません。
7.ポストカード

サンタクロース村ではサンタグリーティング以外にもいろいろなアクティビティがありますが、なかでもおすすめなのがサンタクロース村の郵便局からクリスマスカード(お手紙)を出すことができるサービスです!国際郵便に該当するため少々お値段はしますが、せっかくの思い出にご自宅宛、家族宛、友人宛にクリスマスカードを出してみてはいかがでしょうか?
サンタメール(既製品):7.18€
絵葉書:ポストカード実費(1.50€)+切手代(2.50€)
8.お土産購入

最後に、お土産購入をして帰路につきます。インフォメーションセンターの近く一帯がギフトショップになっておりそちらで購入してもいいですし、郵便局内でポストカードやクリスマスオーナメントを購入してみても、良い思い出になりますね。
また、サンタグリーティングのエリアの最後のところがお土産コーナーになっているので、そちらで公式のサンタグッズをいろいろ見てみるのが個人的にはおすすめです。お土産エリアだけ見ることも可能です。クリスマス用の飾りや置物をいくつか買ってしまいました。
サンタクロース村をもっと楽しむポイント・注意点
事前の情報収集が大切!
はじめてのサンタ村、ましてやはじめてのフィンランド旅行ということで、日本にいるうちからガイドブックを読み漁っていました笑
また実際に行った方のブログやGoogle mapの口コミも読んで、早めに到着したほうがよいんだな!とか意外とごはんはどうにかなる?とか想像を膨らませながら準備を楽しんでいました。「フィンランドについてそもそもよく知らない」「サンタ村ってなにができるの?」という方には、るるぶや地球の歩き方で事前に概略をつかんでおくのがおすすめです。1冊現地に持っていくだけでも、かなり心強い存在でした。
効率的に回るならツアーという選択肢も!
繁忙期を避ければ、当日参加でサンタグリーティングは問題なく対応可能ですし、ハスキーライドやトナカイそり体験もできます。ただし効率的にサンタ村のアクティビティを楽しみたい、送迎も含めてお願いしたい、といった方には、ロヴァニエミの名所を効率よく巡るツアーもあるようなのでそちらも検討してみてもよいかもしれません。それ以外にも単体のツアーもいくつかあったので、ご参考になれば幸いです。
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サンタクロース村を楽しむ上での注意点
防寒対策は万全に
冬はマイナス20度以下になることも。ヒートテック、厚手のダウン、スノーブーツ、手袋、帽子、ネックウォーマーなどをフル装備で。屋外アクティビティ(犬ぞりやトナカイそり)も多く、長時間外にいるため防寒は最重要。
営業時間に注意
施設ごとに開館時間が異なります。特に冬季は日照時間が短く、早めに閉まる施設もあるので、事前にチェックを。例)サンタクロース・オフィス(サンタとのグリーティング)は10:00〜17:00(時期により変動あり)
写真・動画の撮影制限
サンタクロースとの記念撮影は公式カメラマンのみ撮影可。個人撮影は禁止です(写真は後から購入可能)。
日本語対応はほぼない
基本的に英語が共通語。ツアーや送迎も含めて最低限の英語力または翻訳アプリの準備を。
混雑シーズンは要予約
クリスマスシーズン(11月末〜1月初旬)は特に混雑する模様。サンタとの面会や人気アクティビティは事前予約が推奨されます。
Klook.comサンタクロース村の宿泊は必要?
サンタクロース村に泊まるのはあり?なし?
サンタクロース村で過ごす時間も特別ですが、それと同じくらい重要なのが「どこに泊まるか?」ということ。
実際に行ってみて感じたのは、ロヴァニエミ市内中心部に宿泊するのがとても便利で快適ということでした。
でも「せっかくなら村の中に泊まりたい!」という方も多いはず。実際、サンタクロース村には以下のようなホテルがあります。
どれもロマンチックで雰囲気は抜群。ただし注意点もあります:
メリット
- サンタクロース村での幻想的な夜をそのまま楽しめる
- 夜空を眺めながらオーロラ鑑賞ができる施設も
デメリット
- レストランやスーパーが少ない(ほぼ村の中の限られた飲食施設)
- 夕方以降は周囲が真っ暗&閑散とする
- バスの本数が限られており、アクセスにやや不便
- 宿泊料金が高め(特に冬季)
特に宿泊料金は非常にネックです。もともと泊まろうとしていたLapland Hotels Ounasvaaraというホテルはプライベートサウナもついて魅力的だったのですが、1泊1室75,000な部類でした。しかも市内中心部から少し離れているので、サンタ村へのバスのアクセスや、レストランやスーパーが周囲に少ないというのもあって、このホテルでよいのか迷いました。
子連れ旅やカップル、一人旅でも市内泊は便利かも
対して、ロヴァニエミ市内中心部は、コンパクトでとても歩きやすい街です。
以下の点が特に便利でした:
- 駅・バス停・空港行きのシャトルが徒歩圏内
- サンタクロース村行きのバス停も街の中心にあり
- レストランやカフェ、バーが豊富にある
- スーパー(K-Market、Lidl)も充実
- 現地ツアーの集合場所が中心部に多い
特に冬場は外を長く歩くのが大変なので、「歩いて用が済む」立地は本当に大きなメリットです。スーパーや飲食店、お土産屋さんなどは充実しているので、お子様がいらっしゃる方やカップル、一人旅でも、市内泊の方がものが揃いやすいので便利かもしれません。

ロヴァニエミはホテルの数も限られているので、結構値段が高いです!今回はホステルカフェコティという市内のホテルに宿泊しました。
まとめ★初めてのサンタクロース村でも1日で大満足!
365日毎日、本物のサンタさんと会うことができるサンタクロース村を1日大満足できるモデルプランをご紹介しました!サンタクロース村ではサンタグリーティングやトナカイ・犬ぞり、サンタ村からクリスマスカードを出したり、様々なアクティビティを子供から大人まで楽しむことができます。
今回は3月上旬にサンタ村に実際に訪れた際のスケジュールをもとにご紹介しましたが、季節によっては混雑状況が異なることも多いので、事前にご自身でも最新の情報を収集の上、サンタ村を楽しんでくださいね!ご参考になれば幸いです。