トルコのカッパドキアを訪れた際に、地下都市や奇岩群を巡ることができる大人気「グリーンツアー」に現地ツアー会社を日本から手配して参加してきました。本記事ではグリーンツアーの内容は勿論、チケットの購入方法やツアーの予約方法、前泊にお勧めホテルなど、カッパドキアに関する情報を一挙ご紹介します！
カッパドキアといえば気球ツアーや洞窟ホテルが有名ですが、中心部から少し離れたところに位置する地下都市や奇岩群の景色もぜひ訪れていただきたいです！
- 「グリーンツアー」の予約方法と準備が分かる！
- 「グリーンツアー」ツアー当日の流れが分かる！
- 「グリーンツアー」の見どころが分かる！
はじめてのカッパドキア旅行なら、オプショナルツアーの事前手配がおすすめです！
現地のホテルやツアー会社経由でもグリーンツアーの予約は可能ですが、繁忙期は予約でいっぱいということもあるので、ぜひ事前のツアー手配がおすすめです。klookでは人気のグリーンツアーは勿論、トルコ各地のオプショナルツアーの手配が日本でできるのでklookでまとめて手配がおすすめです♪
Klook.comカッパドキアの基本情報とアクセス
カッパドキアってどんなところ？
トルコ最大級の観光地であるカッパドキアは「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として世界遺産にも登録されています。その名の通り見渡す限り広がる独特な形状の岩が特徴的で、谷の斜面には穴が掘られてのちにキリスト教徒の隠れ家としても使用された洞窟住居の名残もあります。
カッパドキアの中心部はギョレメでありそちらにホテルやレストランが集中しています。他にもネヴシェヒル、ウチヒサールなどにも宿泊施設があります。
イスタンブールからカッパドキアへのアクセス
日本からの直行便はないので、イスタンブールを経由してターキッシュエアラインでカッパドキアに向かう必要があります。カッパドキアの最寄りの空港は2つあり、ネヴシェヒル空港もしくはエルキレット空港（カイセリ）を利用することになります。ホテルの立地と飛行機の時間を踏まえて決めるのが良いかと思います。
いずれの空港にせよ、ホテルに事前に有償の送迎を頼むことができる場合があるので、空港からの足は事前手配がおすすめです。今回はエルキレット空港を利用しましたが、往復の飛行機の様子や詳しい行き方は下記の記事もあわせて参考にしてみてください。
グリーンツアーの基本情報
レッドツアーとグリーンツアーの2種類のツアーがある！
自然豊かなカッパドキアを巡るツアーは大きく2種類あり、それがレッドツアーとグリーンツアーです。どちらもカッパドキアの歴史的な名所や絶景を巡ることができるのですが、その違いはエリアです！ツアー会社によって細かい違いはあるものの、レッドツアーはカッパドキアの北部、グリーンツアーはカッパドキアの南部を中心に廻ります。
レッドツアーではギョレメ野外博物館やウチヒサール城など定番観光スポットを回ることができるのですが、今回は地下都市やウフララ渓谷など個人では行くのが難しいところを中心に回れるグリーンツアーを選びました！
レッドツアーの概要（参考）
カッパドキアの北部を中心に回るレッドツアーは、ギョレメ野外博物館など奇岩群をいろいろとめぐることができるツアーです。カッパドキアらしい風景を堪能することができ、伝統工芸品のワークショップにも参加することができるようです。
- ギョレメ野外博物館
- ウチヒサール城
- ラブバレー
- パシャバー（奇岩）
- デヴレント渓谷
- アヴァノス陶器工房
レッドツアーとグリーンツアー参加するならどっちがお勧め？
今回の旅行ではカッパドキアの滞在が2泊で、そのうち1泊目は夜にカッパドキア着で3日目は朝早くにイスタンブール行きの飛行機に乗るというスケジュールだったので、ツアー参加できるのが実質1日だけでした。
レッドツアーとグリーンツアーは内容がかぶっていないのでせっかくなら両方参加できたらよかったのですが、今回は奇岩群だけでなく地下都市も見てみたい！と思いグリーンツアーを選択しましたが、結果的に大正解でした！
「”奇岩群”などカッパドキアらしい風景をたくさん見たい！」…レッドツアー
「奇岩群以外にもカッパドキアの史跡・自然を見たい！」…グリーンツアー
グリーンツアーならピジョンバレーで奇岩群も見ることができて、奇岩群以外にも地下都市や渓谷、大聖堂など文化遺産や自然に触れることができて内容充実でとても楽しかったです。
グリーンツアーの行程と注意点
グリーンツアーの行程
ツアー会社によって内容が異なることがありますが、今回予約したklookでは下記行程でカッパドキアの観光スポットを巡りました。おすすめはなんといってもデリンクユ地下都市です！朝から晩まで長丁場で体力勝負ですが、宿泊しているホテルまで送迎してくれるのはうれしいですね。
| 時間 | 観光スポット |
|---|---|
| 09:30 | ホテルまで送迎 |
| 10:00 | ピジョンバレー（） |
| 10:30 | HANEM ART CENTER（宝石店） |
| 11:30 | デリンクユ地下都市 |
| 12:30 | セリメ大聖堂 |
| 14:30 | CINAR RESTAURANT（ランチ） |
| 15:00 | ウフララ渓谷 |
| 17:30 | お土産ショップ |
| 18:30 | ホテルまで送迎 |
グリーンツアーの注意点
宝石店・お土産ショップでは押し売り注意！
こうしたオプショナルツアーには、提携しているギフトショップの見学がつきものです。今回のツアーでも宝石店・お土産ショップに立ち寄りましたが、ガイドの方が良い人だったので「買いたいものがない場合は買わないとはっきり言って良い」と言ってくれたので、特に何も買わずに過ごしました。
店員さんが日本語を話せたのでついつい会話に乗ってしまいそうになりましたが、やはり本当に欲しいものは事前にリサーチして比較検討して買いたいものです。
もちろん見学してほしいものがあればご購入されてもよいかもしれませんが、カッパドキアのギフトショップは観光地プライスで高めなのが実態です。
ツアー内容・順番は変更の可能性あり！
そもそもツアー会社によっても内容が多少異なるのですが、当日の天候や道路状況、施設状況によって、ツアー内容・順番は変わることがあります。
klookのツアーにも「デリンクユ/カイマクル地下都市」と記載があり、地下都市についてはデリンクユになるかカイマクルになるか変わることがあるようです。今回はデリンクユ地下都市に行きました。
レッドツアーよりも体力が必要！
グリーンツアーではウフララ渓谷のハイキングをはじめとして、地下都市の階段の上り下り、セリメ大聖堂の斜面を登るなど結構足腰を使います。足を痛めていたり、怪我をしていたり、また体力に自信がない方は少々きつい可能性があります。ただ60代～70代のご夫婦やご家族で参加されている方もいたので、ご自身の体調に合わせてツアー参加をご検討いただくのが良いかと思います。
極端に安いツアーの場合チケット代が含まれているか事前確認を！
私が参加したツアーは往復の送迎に加えて、見学施設のチケット代やランチ代がすべて含まれていました。ただしツアーによってはそういったものが含まれていないケースもあるので、予約前にしっかりとご確認いただくのをおすすめします。
グリーンツアーの予約方法・料金
予約方法
グリーンツアーの行程は朝早いので前日までに予約しておく必要があります。予約方法としては主に3つあります。現地についてから予約することも可能ですが、繁忙期は予約が取れないこともありますし、何よりも内容や料金に認識に齟齬がないように現地ですり合わせるのはなかなか大変です。
- 宿泊先のホテル経由で手配する
- カッパドキア中心部にあるツアー会社で手配する
- ツアーサイトで手配する
やはりツアーサイトで事前予約する方法が安くて確実に手配ができて安心です。ツアー内容を事前に知ることができるのは勿論、ほかのお客さんのレビューもklookでは見ることができるのでおすすめです。こちらのツアーはランチと入場チケット、ガイドもついているのでとても便利でお得でした。
料金
グリーンツアーの料金は時期やツアー会社によっても、プラン内容を含めて違いがあります。私が参加した2024年2月はひとり6,746円で予約することができました。
2024年12月現在はひとり8,067円になっていて1,000円以上値上がりしており、物価高の影響をまじまじと感じます。詳細な料金は最新の情報を下記よりご確認ください！
Klook.comグリーンツアー当日の流れと見どころ
ここからはグリーンツアーで実際に回った観光スポットについて写真とともに様子をお伝えします！
集合（ホテルまで送迎）
宿泊しているホテルの名前をツアー会社にklook経由で伝えているので、朝9:30の段階でホテルのロビーまで迎えに来てくれました。迎えに来た車はワンボックスカーより少々大きいかなくらいのサイズ感で12，3人乗れるくらいの規模感でツアー参加者もその人数に収まっていました。
また、今回宿泊したホテルはArtemis Cave Suitesという洞窟ホテルだったのですが、とても素敵なホテルだったので下記の記事もぜひご参照ください。
ピジョンバレー
まずはじめに訪れるのは鳩の谷（ピジョンバレー）です。名前の通り鳩の住む谷として、無数に広がる窪みはすべて鳩の巣として活用されていました。カッパドキアを代表する岩窟群の景色が広がります。昔はここの鳩を使って外部の地域の人たちとやり取りもしていたという説明がありました。
また、ピジョンバレーにはトルコの有名なお守り「ナザールボンジュウ」がたくさんかけられたユニークな木があります。お土産ショップとして大小さまざまなナザールボンジュウを販売しています。
宝石店の見学
次なる目的地はトルコ石のアクセサリーを扱う宝石店です。こちらはオプショナルツアーお馴染みの提携しているギフトショップという感じだったので、特に何も買わず無難にやり過ごしました。
デリンクユ地下都市
このツアーのメインイベントであるデリンクユ地下都市です！こちらはガイドについて行って、急で狭い階段なども通りつつ地下深くまで潜っていきます。
地下18階建ての巨大な地下都市はかつて20,000人もの人々が住んでいましたが、何世紀にもわたって今日まで崩れずに安定しています。ただし一部エリアは立ち入り禁止になっており地下8階までしか公開されておらず、まさに迷路のような場所です。基本的にはガイドや案内に従えば問題なくなかをめぐることができますが、閉所恐怖症の方はご注意ください。地下都市の内部には、教会や学校、台所など様々な部屋があります。
セリメ大聖堂
地下都市の次はこれまたメインの観光スポットのセリメ大聖堂（セリメ修道院）に向かいます。若干急な斜面になっているのですが、登り切ると眺めがよい大聖堂として洞窟が掘られたエリアが広がります。
内部もわりとしっかりと建物の構造を保っており、在りし日の壁面の装飾やデザインを垣間見ることができます。
ランチ
少し遅めのランチタイムではウフララ渓谷に向かい、そちらの川床で食事をすることができます！
ただし訪れた2月は冬季だったので店内飲食でした。
今回参加したツアーではランチ代金がすでに含まれており、いくつかあるランチメニューから選択することができました。魚料理もありましたが、やはりケバブですね！サラダとレンズ豆のスープ、パンもついてきます。ただし飲み物は別途料金が発生するとのことでした。
ウフララ渓谷
お昼を食べ終えたらウフララ渓谷（イハラバレー）の散策です。フルでハイキングコースを歩くと数時間かかってしまうので、途中までで引き返し往復1時間程度のツアーとなりました。緑豊かな自然を堪能できて気持ちよかったです！
集合時間になっても1組だけ戻ってきておらず、ガイドがメールで連絡を取ったところ、誤って引き返さずにさらに奥まで行ってしまったようでした。幸いそこまで遠くまで行っていなかったので20分ほどで戻ってきました。
やはりガイドの説明はしっかりと聞いておきたいですね…。
お土産ショップの見学
最後はギョレメ近郊のこちらも提携しているギフトショップの立ち寄りです。トルコのお菓子やお土産など充実していましたが、イスタンブール市内のスーパーの方が安価と聞いていたので特に何も買いませんでした。カッパドキアのあとにイスタンブールに滞在したのですが、イスタンブールの方が全然物価が安かったです。やはり観光地価格なようですね。
まとめ★カッパドキアに来たなら！グリーンツアーは外せない！
トルコ旅行のなかでもカッパドキアのグリーンツアーはダントツで行ってよかったと思っています！デリンクユ地下都市やセリメ大聖堂をはじめ、カッパドキアの歴史や自然、遺産に触れることができ、効率よく回ることができたグリーンツアーはとても便利で快適でした。ぜひカッパドキアに訪れた際はグリーンツアーに参加することをお勧めします。次訪れることがあったらレッドツアーも参加してみたいと思います！
