【予約必須】今代司酒造で酒造見学&日本酒テイスティング!新潟観光【2024年8月】

今代司酒造 国内旅行ログ

祝・佐渡金山世界遺産登録決定!新潟県の誇る佐渡ヶ島の金山が世界遺産登録決定しましたね。今回そのニュースの直後くらいに新潟を訪れる機会がありました。せっかくなら佐渡金山を訪れたかったのですが、新潟港から船で2時間30分、島内も広くとても日帰りでは楽しみ切れないことが分かり、あえなく断念。

その代わりに新潟市内の観光を充実させるべく、「新潟といえば日本酒!」ということで土曜日でも予約可だったこちらの『今代司酒造』にて酒造見学と日本酒の試飲、そしていろいろお土産購入をしたので、その内容をご紹介します!

酒造見学は9代目蔵元の山本さんが、酒造の設備やお酒の製法、豆知識だけでなく、実際に酒づくりに携わってきたご自身のエピソード交えてご説明いただけたので、とても楽しくお酒について学ぶことができました。

創業1767年の老舗中の老舗酒造ですが、店内はリニューアルして清潔感もあり、外国人観光客の方も多く訪れていました!

今代司酒造の基本情報

創業1767年、江戸時代から250年以上の歴史を紡ぐ新潟の老舗酒造です。2006年からは全国的にも希少な、醸造アルコールの添加を一切行わない”全量純米仕込み”に切り替えて、純米大吟醸・純米吟醸・純米酒を製造しています。仕込み水には新潟の天然水を、お米もすべて新潟県産米を使用している、まさに地域に根差した酒造といえます。

酒造見学や直売所も運営していてまさに開かれた酒造ですね!

しかも、2017年にはトリップアドバイザーで新潟市観光ランキング1位を獲得しているらしいです!

今代司酒造
酒造名今代司酒造
見学時間平日・土曜・祝日(年末年始除く)
・平日:9:00, 10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00, 15:45(1日7回)
・土日祝:9:00, 10:00, 11:00, 12:00, 13:00, 14:00, 15:00, 15:45(1日8回)
見学料金1~15名様:無料
16名様以上の酒蔵見学、もしくは旅行会社様経由でのご予約:税込400円
公式サイトhttps://imayotsukasa.co.jp/
予約サイトhttps://coubic.com/imayotsukasa/booking_pages#pageContent

今代司酒造のアクセス

『新潟駅から徒歩で行ける酒造』として、なんと徒歩15分程度で向かうことができます。でも、今回夏場の暑い時期に伺ったので、無理せず駅でタクシーを拾って向かうのも良いかと思います。駐車場もあるので、自家用車でも問題ありません。

今代司酒造公式サイトより

今代司酒造の酒造見学の予約方法

一般向け(無償)※団体の場合は400円

酒造見学はそのあとの試飲(今回は甘酒含めて3種類)までできて、一般向けには無償でガイドいただけます!ただし、事前に予約して時間通りに向かう必要があるので、空き状況をチェックする必要があります。空き枠があれば当日でも大丈夫なようですが、私が行った日は空き枠なしの人気ぶりでした!

こちらのサイトから希望日時・時間帯・人数を選び、お客様情報を入力して予約します!平日は7回、土曜・日曜・祝日は8回分の枠があるので、ご希望の時間帯を選ぶことができます。

【開催時間】

・月~金:9:00, 10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00, 15:45(1日7回)

・土日祝:9:00, 10:00, 11:00, 12:00, 13:00, 14:00, 15:00, 15:45(1日8回)

【テイスティング】※安全上、酒蔵見学する場合は見学後のみ!

・無料コース:お酒1種類,ノンアルコール甘酒2種類

・有料コース(1,100円):10種類以上を1種類1杯ずつ(レジにてカップを購入)

※テイスティングは酒造見学に参加しなくても、参加可能です!

なお、1組16名以上(MAX30名まで)の場合は、事前に電話またはFAXで問い合わせる必要があるとのことでした。

TEL:025-245-0325(直売店直通) / FAX:025-245-3233

インバウンド向け(400円)

また、インバウンドの外国人観光客向けに、平日14:00の回に限って英語のツアーが開催されています。こちらはおひとり400円かかりますが、英語圏の方にとってはうれしいサービスですね。

今代司酒造では、海外向けに日本酒の輸出も行っており、トリップアドバイザーを見て訪れる観光客の方も多いようです。

今代司酒造の酒造見学の様子

酒造見学はだいたい50分くらいのプログラムとなり、スタッフの方に酒造内を説明いただいたのち、フォトスポットで写真を撮ったり、試飲したり、お土産を購入したりといった流れです。

今回は9代目蔵元の山本さんが説明してくださる回でした。ご本人曰く可能な限り自分で説明するようにしているとのことでした。日本酒の醸造過程だけでなく、当時の経営や酒造りの大変さなど様々なエピソードとともに説明いただき、あっという間の50分でした!

集合場所

日本酒の殺菌

まず今回訪れたのが8月で酒造りが行われていないシーズンでした。やはり夏場の暑さで雑菌の繁殖もあるとのことで、冬場が酒造りの中心になられるようです。

まずはつくられた日本酒を殺菌する工程を写真と共に説明いただきました。熱いお湯の中に、蛇管という螺旋状の管を浸けて、その中を日本酒を通すことで約65度という高温で加熱殺菌されるとのこと。

熱管
加熱殺菌の説明図

日本酒の保管庫

殺菌された日本酒は保管庫のなかの、巨大なタンクの中に溜められます。この保管庫の中に貯蔵している日本酒を約1年間かけて販売していくことになるとのこと。

保管庫

今代司酒造では、年間7万本の日本酒が製造されているらしいです!国内だけでなく、今では15%は外国への輸出として消費されているそうで、世界各国から日本酒に注目が集まっているんですね!

日本酒の製造場所

保管庫の見学の次は場所を移して、製造を行っている蔵の見学です。この場所で新潟の天然水と米と麹だけを使って、じっくり発酵させて日本酒がつくられているんですね。

米のでんぷんを麹菌がブドウ糖へと分解し、そのブドウ糖が酵母に食べられることでアルコール発酵が行われるとのことです。

日本酒の製造タンク

ちなみにここのタンクの大きさは、一つ一つオーダーメイドでつくられているので、容量は個体差があります。下記のタンクであれば、11,295Lもの日本酒を入れることができ、昭和40年11月25日に流量計で測定されたことが記録されています。この容量というのは酒税法にも絡むため、当時は役所から役人が派遣されて現地で測定されていたそうです。

タンクの目盛

酒粕もできます

また、酒造りの工程では、大量の酒粕も副産物として出来上がります。個人向けの販売のほかに、業務用やコスメへの利用、またスイーツやデザートの味付けに使われたり、使い方いろいろです。売店では酒粕を使用したアイスクリームなども試食できます!

酒粕の機械
酒粕の説明

展示品の数々

今代司酒造で取り扱っている日本酒や、過去の広告、法被など様々な展示物もあるので興味深く拝見しました。

日本酒の数々
展示品

フォトスポットで記念撮影も♪

これにてガイドツアーは一通り終了で、あとは自由行動でフォトスポットで写真撮影やテイスティング体験ができます。撮影用の法被や一升瓶などを自由に使わせてもらって思い思いに写真撮影可能です。

撮影スポット

日本酒&甘酒試飲

そして、待ちに待った試飲では、甘酒2種類と『秋限定純米酒いざよい』の合計3種類を飲ませていただきました。また、新規LINE登録で売店限定の『蔵元限定純米酒今代一』も試飲できました!

テイスティング

米の甘さ引き立つ甘酒はまるで乳酸菌飲料のような甘さで美味しかったです。また、いざよいと今代一どちらも飲みやすいお酒でしたが、今代一のほうがキレが強めな印象でした。

試飲の説明

もっと日本酒を試してみたい!という方には、有料の試飲体験もあります。

でもコップ並々に注いでしまうと、相当な量の日本酒を飲むことになって観光どころではなくなってしまいます。あくまでも『試飲』なのでほどほどに…笑

今代司酒造のおすすめ日本酒スイーツ

売店コーナーでは、今代司酒造の日本酒は勿論、日本酒や酒粕を使ったスイーツや、コスメ、グッズも多数取り扱いされています。

お土産コーナー

お土産選びの前に一息つきたくて、『四角い米粉シューアイスice myblock 酒粕チョコレート』を注文して食べてみました。新潟県産の米粉、そして先ほど説明にあった酒粕も使用しており、新潟感満載のアイスです。さくさくのシュー生地にチョコレートの甘さ控えめなアイスとほんのり酒粕の風味が食欲をそそりました。

シューアイス

ほかにも純米大吟醸ソフトクリームや、酒造プリン、アイス甘酒など様々なメニューがあるようなのでお好みに応じてお楽しみください。

メニュー

今代司酒造のおすすめお土産

地酒ガチャ\何が出るか楽しみ!/

そしてお土産コーナーの名物が『地酒ガチャ』!500円ですが、景品はすべて500円以上で外れなし。1等は純米大吟醸720ml、2等は今代一300ml、3等はIMA300ml、4等は天然水仕込みの純米酒300mlと、どれも売店で普通に売られている商品でとってもお得です。

最下位の5等はガチャ限定純米酒180mlであり、これもどんなお酒なのか気になりますね。5等が一番多く入っているのだと思います。

地酒ガチャ

そして、今回あてたのはなんと…3等IMA300mlでした!こちらは牡蠣のための日本酒をコンセプトに作られており、まるで白ワインのような甘酸っぱい味わいとのことです。牡蠣や魚介類とペアリングするのがおすすめで、白ワインと比較して鉄分含有量を抑えることで、魚介類の生臭さを増幅させてしまう鉄分を最低限にして、魚介の美味しさを膨らませてくれるとのことで、飲むのがとても楽しみです!

IMA

甘酒

また麴発酵タイプのノンアルコール甘酒もお土産にお勧めです。すっきりとした乳酸菌飲料のような味わいで、甘酒が苦手な方にも飲みやすいと思います。

甘酒

日本酒

また、少量ずついろいろな日本酒の味を楽しみたいという方には、アソートになった利き酒セットの用意もありました。今回は荷物の関係で利き酒セットはやめましたが、利き酒セットにも含まれている『純米大吟醸今代司(写真右上)』と『木桶仕込み純米大吟醸今代司(写真中央下)』の2本を購入しました!

木桶仕込みは新潟県唯一の木桶仕込みとのことで、半世紀前まで主流であった木桶を使った酒造りの文化を今に残す逸品でした。お味も滑らかで飲みやすく美味しかったです。

アソート

まとめ★見て・呑んでお気に入りの日本酒を見つけよう!今代司酒造の酒造見学♪

見て・呑んで大満足の酒造見学でした!実際にお話を伺うことで理解が深まり、より一層日本酒を飲みたくなってしまう、そんな大満足のガイドツアーでした。今回はシーズン前だったので、秋の酒造りのシーズンになってから訪れたらもっと生の日本酒造りをみれるかと思うので、次回は秋以降に訪れてみたいと思います!

タイトルとURLをコピーしました