お茶碗が割れてしまったのとオシャレなお皿も買いたかったので、ちょうどタイミングよくゴールデンウイーク期間に開催されていた茨城県笠間の陶炎祭(ひまつり)に行ってきました。大小200を超える窯元さんが勢ぞろいし、様々な陶器を巡ることができる一大イベントでした。無事茶碗やお皿に巡り合えたので、実際に購入した窯元作家さんの作品などもご紹介します!
また、春の陶器市はすでに終了していますが、2024年は11月1日~4日にかけて笠間焼秋市も開催されるので是非訪れてみてくださいね。
あまりにも多くの窯元さんが出展されており、陶器もひとつひとつ微妙にデザインが異なるので、迷ったら購入するのがおすすめです!一期一会ですね。
笠間陶器市-陶炎祭(ひまつり)-の基本情報
今では200を超える窯元が大集合する笠間焼の一大イベントになっており、陶芸ファンはもちろん私のような門外漢でも気軽におとずれることができるイベントです。はじまりは1982年までさかのぼり、36軒の窯元が笠間焼や食べ物を売るところから始まりました。作り手みずからが販売するスタイルは当時まだ珍しかったようですが、噂が噂を呼び年を追うごとに規模が拡大していきました。
イベント名 | 笠間陶器市-陶炎祭(ひまつり)- |
開催日時 | 2024年4月29日~5月5日 09:00~17:00 |
入場料金 | 1日500円【18歳以下無料(高校生まで)、障害者無料(付き添いの方1名含む)】 |
特設サイト | https://www.himatsuri.net/ |
アクセス | 笠間芸術の森公園イベント広場 |
入場料金をとっているのでそこまで人が多くないかなと思ったら、結構来てましたね。
笠間陶器市-陶炎祭(ひまつり)-のアクセス【公共交通機関推奨】
笠間芸術の森公園
開催場所は笠間芸術の森公園で、総面積54.6haを要する大規模な公園です。会場周辺の道路は非常に渋滞しているため、車で行かれる場合は少し離れた駐車場に止めておくのがよいかもしれません。
今回はJRを利用して友部駅まで行き、そこから期間限定臨時バスで会場まで向かいました。臨時バスは100円で乗ることができ、そちらはそちらで列が長かったのですが、会場周辺の渋滞に巻き込まれバスでも到着が遅れてしまいました。
駐車場マップ
公式サイトをよく見てみると、有料駐車場と無料駐車場をまとめてくれていました。会場周辺は有料駐車場が多くあるのですが、そこに至るまでの道路が混むので、早くに向かうかあきらめて遠くの無料駐車場を活用するのがよいかと思います。
臨時バス
また、JR友部駅をはじめ、いくつか臨時バスが出ていました。30分間隔で運行しているとのことでしたが、実際にはさらに増便しているように見受けられました。JR友部駅のバス停も結構列が長くて乗り切れなかったですし。
わずか100円で会場まで送っていただけるのは、車運転しない私的にはすごくありがたかったですね。
笠間陶器市-陶炎祭(ひまつり)-の入場
渋滞に巻き込まれながらもどうにか会場に着くことができました!多くの出展ブースが立ち並び、お客さんも多く大盛況でした。
入場料金は現金でもPayPayでも支払うことができました。それぞれレーンが分かれており、PayPayのレーンの方が空いていましたね。写真は帰りがけに撮影したので、あまり人が多くないのですが。
笠間陶器市-陶炎祭(ひまつり)-のお昼ご飯
陶器市では陶器の販売以外にも、屋台やキッチンカーによるお昼ご飯の販売も行っています。ただしお昼時はめちゃくちゃ混んでおり、売り切れも続出し30分ほど待ってようやくごはんにありつけました。
椅子やベンチは意外と多く設置されており、また原っぱにはレジャーシートを敷いてもよいようなので、お昼ご飯を持ち込んでピクニックみたくしてみてもよいかもしれません。
また、自動販売機も入り口付近にしか見当たらなかったので、熱中症対策としてあらかじめ飲み物を購入しておくことをおすすめします。
実際に購入した陶器-伝統工芸士小林哲也さんの作品-
陶器市では人気作家と呼ばれる窯元の作家さんが何人も出展されており、そうした方の作品は初日や朝早くのうちに売り切れになってしまうことが多いようです。私が訪れたタイミングでは既にいくつか売り切れの窯元さんもあったようですが、正直なところ陶器について詳しくないので、まあいっかという感じでした。
人気作家さんでも陶器市に向けて多くの作品を販売できるよう製造されている方もいらっしゃるので、そうした作品から探すつもりで今回は訪れていたので全く問題ありませんでした。
いろいろ気になる作品はあったものの、出展ブースを取り囲むように長いお会計の列が形成されているブースを発見しました。それがこちらの小林哲也さんの陶工房小林です。
販売されている陶器をみてみると、コップやティーカップ、ソーサー、などが主な種類で、白色をベースとしつつもうっすらと青みがかった繊細な色味に思わずひとめぼれしてしまいました!
しかも、プロフィール紹介をみると、2020年に茨城県伝統工芸士に認定された方のようで、信頼感がさらに高まりました。
実際に購入したのは、こちらのティーカップ2点です!しずくのように滴るデザインが独創的でおしゃれで惹かれました。
また、レジの近くにB級品コーナーがあり、陶器という性質上やや色むらなどが発生してしまったり、そのほか通常販売するには至れない事情のある商品をB級品として少しお安く販売されているようでした。こちらは数に限りがありましたが、お魚用のお皿によさそうだったので、こちらも購入することにしました。
同時開催!益子陶器市 連絡シャトルバス
また、同時期の開催で栃木県で益子陶器市も開催されていました。笠間と益子では県をまたぎ距離が離れているのですが、開催期間中日付によっては有料のシャトルバスが運行されていました。1日5便あり、わずか500円でした!
先着定員制のためバスの発車時刻よりも早めに集合して係りの方から整理券をいただくのがおすすめです。どうせなら益子陶器市の方も行こうということになり、シャトルバスで益子陶器市も行ってきました。
益子陶器市の基本情報
陶器市といえば正直、益子陶器市の方が有名かもしれません。こちらは笠間と異なり、町全体が陶器市の会場といった具合で範囲も非常に広かったです。また、アクセスとしても笠間からの連絡シャトルバスのほかに、都内からもツアー会社がバスを手配していたりと交通の便は非常に良さそうでした。
イベント名 | 益子陶器市 |
開催日時 | 2024年4月27日~5月6日 |
入場料金 | 無料 |
特設サイト | https://toukiichi.mashiko-db.net/ |
益子焼を購入しようと思ったのですが、益子焼以外にも全国各地の著名な焼き物のお店が出展しており、ついついそちらに目移りしてしまい、京都のコーヒーカップや、滋賀のお椀など、益子焼に関係ないものも購入してしまいました。でも、どこの焼き物かということよりも、自身で気に入るかの方が重要ですよね!
お茶碗は結構普段使いしてます笑
コーヒーカップは、ほぼ毎日コーヒーを飲むのでそのときに!さきほどの笠間で購入したティーカップは色移りが怖かったので、紅茶のときに使ってます!
まとめ★笠間or益子でお気に入りの陶器を探そう!
今回はゴールデンウィークを利用して、笠間と益子のそれぞれの陶器市を巡って様々な陶器のなかから厳選したお茶碗やカップを購入することができました。非常に多くのお店が出展しており、また作品ひとつひとつ微妙に色味が異なります。ほかのお店を見てから決めようとすると、場所が分からなくなったり、もうすでに売り切れになっているなんてことも。そんなときはそんなときとしてあきらめつつも、自分のお気に入りの作品と出会えるように一期一会で陶器を探してみてくださいね!