イギリスのロンドンはミュージカルの本場!せっかくロンドンに訪れたなら、ウェストエンドでミュージカル鑑賞はいかがでしょうか?どこも古くからある劇場なので、日本以上に雰囲気抜群・迫力満点のミュージカルを間近で観劇できますよ!
今回は人気のロングランミュージカルの演目の中から、「オペラ座の怪人」を実際に見てきたので、チケット予約から座席の選び方、ミュージカルの様子、休憩中のドリンク・トイレ事情まで詳細にご紹介します。
「オペラ座の怪人」のチケットの予約方法
オペラ座の怪人は人気公演ですが、日曜日以外ほぼ毎日上演しているため、実はまえまえからしっかりと準備しておけばチケットの確保は案外簡単にできます。公式サイトからも購入できますし、チケットサイトから購入することもできるので、購入方法をご紹介したいと思います!
水曜・土曜 | 昼の部:14:30~17:00 夜の部:19:30~22:00 |
月曜・火曜・木曜・金曜 | 夜の部:19:30~22:00 |
公式サイトからの予約
チケットの購入方法としてまず思いつくのは公式サイトからの購入です。英語表記のサイトなので少々難がありますが、確実にチケットを購入できる方法となります。
- Step1チケットの種類を選択
一番左のBook Onlineを選択します。真ん中のDay Seatsは当日券で、右のVoucherはギフト券です。
- Step2日付と時間を選択
日付と昼の部もしくは夜の部の時間帯を選択します。昼の部は14:30〜、夜の部は19:30〜で、1日最大2回開催されますが、夜の部しか公演されない日も多いです。席の埋まり具合を緑・黄・赤で表しています。
- Step3座席を選択
次に表示されたシートマップから座席を選んで、BOOK NOWを選択します。グレーアウトしている席は売り切れなので選択不可です。直前になればなるほど席が埋まってしまうので早めの予約がおすすめです。
- Step4追加オプションの選択
追加オプションの選択画面ですが、特になければCONTINUEを選択します。追加オプションではプログラムとのセット購入やシャンパンサービスなどあるようです。
- Step5規約同意と予約・支払情報の入力
メールマガジンの購読希望などに必要に応じてチェックを入れて、予約情報と支払情報を入力してCONFIRM&PAYを押して購入です。
- Step6予約確認メールとEチケット
無事決済が通ると、予約確認メールが送られてきます。また、講演の前日ごろにEチケットが表示できるメールも送られてくるので、当日はそのEチケットを提示して入場します。
チケットサイトからの予約
チケット手配サイト「Klook」を利用して、「ミュージカル「オペラ座の怪人」ロンドン鑑賞チケット」を日本語ページから簡単に購入することも可能です。公式サイトのように詳細な座席指定は難しいのですが、座席エリアと座席ランクを指定するだけで手軽にチケット購入が可能です。予約完了後は、引き換えなしでEチケットをスマートフォン上に表示させて、公式のチケットと同様に入場することができます。
席の詳細な指定はできない反面、チケットサイトによっては、初回クーポンや期間限定キャンペーンなどが開催されている場合もあり、またいちいち個人情報を登録せずに済むので、お得に便利に利用することも可能なので、ぜひこちらの方法も比較してみてください。
現地で購入
必ずしも「オペラ座の怪人」にこだわりがなく、演目はなんでもいいから当日の気分でミュージカルを見たい!という方には、当日券を現地で購入する方法もあります。
空席があれば劇場の窓口で購入することもできますし、ウエストエンド周辺のチケット代理店で売れ残っている割引チケットを購入することもできるようです。
「オペラ座の怪人」の座席の選び方
座席の種類
シートマップは「1階席」「2階席」「3階席」「4階席」に分かれており、基本的には下の階で前方・中央であるほど座席料金が高くなっていきます。最も安い席で£25で、高いものでは£165と幅広い価格帯のチケットが販売されています。
- Stalls(1階席)
- Royal Circle(2階席)
- Grand Circle(3階席)
- Balcony(4階席バルコニー)
シートマップでは上方向が舞台で、下に行けば行くほど舞台から遠くなります。
おすすめはStalls…だけど2階~4階もGood!
今回は本場のオペラ座の怪人を思う存分楽しみたい!と思い、Stallsの最前列A列の席を選択しました。これが大正解で、オーケストラピットという前方のオーケストラの方が演奏されているくぼみ部分に近く、迫力ある音響と舞台を間近で楽しむことができました。
また、演出上もStalls席はおすすめなのですが、その理由は後程ご紹介します。参考までに、A列からみた舞台上の写真を載せておきます。望遠つかっていないのに結構近くです!
とはいえ、この劇場自体は意外とコンパクトサイズなので、2階・3階・4階で見たとしても、迫力は遜色ないものと思います。特に4階のバルコニー席は安価な点もおすすめですし、舞台全体を俯瞰して見渡せる席でもありますので、そちらもおすすめです。
「オペラ座の怪人」のアクセス”His Majesty’s Theatre”
ロンドンのミュージカルは、特定のシアターで特定の演目のミュージカルが開演されます。日本とだいたい同じです。舞台演出に合わせて、シアターの装置や設備を整える必要があるので、映画みたくどこでもみれるわけではないことに注意が必要です。
「オペラ座の怪人」が上演される劇場はHis Majesty’s Theatreです。こちらエリザベス女王が逝去され、国王チャールズ3世が着位された2023年5月6日のタイミングで、劇場の名称がHer Majesty’s Theatreから変更となりました。1705年劇場開業以来、名前はいろいろと変わりつつも英国とともに歴史を歩んできた歴史的劇場です。1986年より「オペラ座の怪人」がロングランで上演され続けています。
アクセスとしては、ロンドン中心部のヘイマーケットに位置し、地下鉄「ピカデリーサーカス駅」や「チャリングクロス駅」から徒歩数分でアクセス可能です。
「オペラ座の怪人」のあらすじと特徴的な演出
この記事を読まれている方は、もう内容自体はほぼご存じかと思いますが、一応簡単にあらすじをご紹介します。
舞台はパリ、オペラ座。始まりのシーンは1905年、古く寂れたオペラ座では所有物がオークションにかけられており、ある老人がその一つ、オルゴールに手を止めました。
老人の回想とともに、舞台はそこから一気に半世紀前まで遡ります。オペラ座では”オペラ座の怪人”による謎めいた事件が続発していました。
美しい歌姫クリスティーヌは、謎の音楽の才能を持つオペラ座に巣くう怪人エリックに魅了されます。エリックは、彼女を助ける一方で、次第に彼女に執着し恋心を抱くようになります。
しかし、クリスティーヌは親友ラウルとの愛に気づき、怪人の支配から逃れようと…。エリックの激しい嫉妬と悲しみが物語を展開させ、愛と孤独、犠牲のテーマが描かれます。
先ほど、Stalls席がおすすめと記載していたのですが、その理由は舞台演出にもあります。あらすじのなかで「舞台はそこから一気に半世紀前まで遡ります」と記載させていただきましたが、若干ネタバレになってしまいますが、古く寂れたオペラ座から、煌びやかな全盛期のオペラ座へと、舞台全体が一気に変貌を遂げます。その演出の一つとして、巨大なシャンデリアが頭上まで大移動を繰り広げるので、ぜひその様を近くでご覧いただくとオペラ座の怪人の舞台に引き込まれること間違いなしです!
「オペラ座の怪人」の休憩時間・開演前の過ごし方
オペラ座の怪人は約2時間30分の講演なので、第1幕と第2幕の間におよそ30分ほどの休憩をはさみます。その間は席を離れて、お土産や飲み物を購入したりトイレ休憩することができます。
売店でお土産探し
舞台が終了すると観客が一斉に帰り始めるので、帰り際の売店はとても込み合ってしまいます。おすすめは開演前に早めに来て、目当ての商品を購入しておくのが良いかと思います。
休憩時間中もトイレやバーで過ごしているうちにあっという間に休憩が終わってしまうので、少々あわただしくなってしまうかもしれません。
せっかくの記念だったので、オペラ座の怪人の仮面のピンバッチを購入しました!
売店でドリンク購入
また、お土産の売店とは別に、バー形式のドリンクが購入できる売店がありました。アルコール類はこちらで購入して飲むことができます。ソフトドリンクはあまりおいていないようでした。一応、飲食物は持ち込み禁止となっていましたが、会場内ではペットボトルを持ち込んでいる人も結構いたので、そのへんの規則はもしかしたら緩いのかもしれません。
お手洗い
座席の前後感覚がとても狭いので、上演中のお手洗いは避けたいところです。とはいえ、休憩時間中も女性用トイレは激混みなので、事前にトイレは済ませておくのがベターかなと思います。
男性用トイレは比較的すいています。
まとめ★「オペラ座の怪人」を見て優雅なロンドンの夜を
公演終了後はすっかり夜も更けていますが、ヨーロッパは日没が遅いのでまだまだ夜が始まったばかりという雰囲気でした。夜のHis Majesty’s Theatreもライトアップされているので、目の前で写真を撮っている方がたくさんいました。少し歩くとビッグベンの夜景も見ることができるので、オペラ座の怪人をみたあとは、真夜中のロンドンを軽くお散歩しながらホテルまで帰ってみてはいかがでしょうか?
※犯罪に巻き込まれないように早めに帰ること、また人通りが少ない道は避けることをお勧めします。