【2024年6月】エジプト考古学博物館の行き方や料金、チケット購入方法を紹介!まだツタンカーメンの黄金のマスクは大博物館に移転前!

海外旅行ログ

エジプトの首都カイロの中心部には、エジプト古代文明を象徴する数々の展示物が収容された「エジプト考古学博物館」があります。ツタンカーメンの黄金のマスクやミイラなど数千年の時を超えた逸品が眠る必見スポットです。今回はUberを利用して個人で行ってみました。本記事では考古学博物館の展示内容は勿論、チケットの購入方法やアクセス方法などに関する情報を一挙ご紹介します!

展示品は順次、カイロ郊外のエジプト大博物館に移転予定ですが、2024年6月現在はまだそちらもプレオープン期間でメインどころは考古学博物館の方に展示されていました。

  • 「エジプト考古学博物館」への行き方が分かる!
  • 「エジプト考古学博物館」のチケットの購入方法が分かる!
  • 「エジプト考古学博物館」ツアーの予約方法が分かる!
  • 「エジプト考古学博物館」の見どころが分かる!

エジプト考古学博物館の基本情報

エジプトを代表するツタンカーメンの黄金のマスクは、こちらのエジプト考古学博物館に展示されています。エジプト考古学博物館はそれ以外にも20万点にも及ぶ収蔵品を抱える、エジプトの国立の博物館です。通称カイロ博物館とも呼ばれ、カイロの街の中心部に位置しています。

エジプトといえばミイラが有名ですが、希少なミイラや収蔵品を狙う盗掘や盗難は日常茶飯事でした。遺跡からの出土品が国外に流出することも珍しくなく、1858年にエジプト考古局初代長官に就任したオギュスト・マリエットによってこれら出土品の管理・収蔵が進められ、それがいつしか博物館への姿を変えて今に受け継がれています。

そんなエジプト考古学博物館ですが建物の老朽化も激しく、ギザに建築中の大エジプト博物館への移転に向けて、少しずつ展示物が引き継がれています。館内のところどころで移転作業と思しき光景を目にしますが、ある意味今しか見れない瞬間かもしれません。

施設名エジプト考古学博物館
住所El-Tahrir Square, Ismailia, Qasr El Nil, Cairo Governorate 4272083 エジプト
基本情報5,000 年にわたるエジプトの芸術品を幅広く所蔵。ツタンカーメンの宝物もある。
公式サイトhttps://egyptianmuseumcairo.eg/emc/ar/
営業時間09:00~17:00

エジプト考古学博物館への行き方

地図をご覧いただければわかるように考古学博物館の周囲は比較的車線数も多い道路で囲まれています。エジプトは信号機の数も多くないので、道を超えるのも至難の業です。近くのホテルにお泊りなのであれば徒歩や電車移動でも問題ないと思います。ただし、エジプトは”世界3大うざい国”の悪名をもっており、客引きのタクシーはぼったくりや交渉制だったりするので、避けたいところです

メータがついていないタクシーは交渉必須で、結構労力かかりそうで面倒くさそうですね。

最も確実な移動方法はUberを活用することです。カイロ中心部は一方通行の道も多いので意外と時間はかかりますが、市内のホテルから乗れば、だいたい10分程度で到着します。アプリ上で決済も完了できるので、余計な値段交渉で神経をすり減らす必要がないのはうれしい限りです!

エジプト考古学博物館のチケット購入

エジプト考古学博物館についたらセキュリティチェックを受けて敷地内に入ります。右手側にチケットオフィスがあるので、そちらでチケットを購入します。

チケット料金は現地の国民と観光客で価格が分かれており、学生向けの割引価格のチケットもありました!チケット代金は一般は450EGPなので、日本円で1,500円くらい。国宝級の展示物が多数みられることを考えると安価ではないでしょうか。開館時間は9:00~17:00までですが、チケットオフィスは16:00には閉まってしまうので注意ください。

支払いはクレジットカードが使えました。また、スマホでの写真撮影は追加料金不要です!

エジプト考古学博物館

一般:450.0EGP(約1,485円)

学生:230.0EGP(約759円)

※2024年6月時点のレート1EGP≒3.3円で計算した場合

チケットオフィスは3つほど受付があるので、順番に並んでチケットを購入します。

正面玄関にある池と建物を背景にチケットの写真を撮りました。ちっちゃいスフィンクスが池の中に浮かび、かわいいです。

エジプト考古学博物館のオプショナルツアー・チケットサイト

私は今回の旅行は基本個人手配で済ませていたのですが、こうした観光スポットについてはオプショナルツアーで効率的に回ったり、事前にKlookなどのツアーサイトでチケットを予約して時間を節約するのもよいかもしれません。ツアーによっては、考古学博物館以外にもピラミッドも見学工程にあるものもあったりするので、少々割高ですが効率的にまわるのにはぴったりです。

エジプト考古学博物館のみどころ

エジプト考古学博物館は2階建ての建物になっており、1階は歴史順に、2階は展示品の種類ごとに分かれて展示されています。ひとつひとつじっくり回ろうとすると3~4時間は必要だと思いますが、館内があまり冷房が効いておらず途中から少し気分が悪くなってしまったので、1時間半程度で退散してしまいました。

人が多く集まっているところにある展示品がやはり名物なようなので、わからなかったら人が多いほうに向かえば問題ありません!個人的にはもう少し予習してからいけばよかったと少々後悔しています。ここからはいくつかメインどころっぽい展示を中心に簡単にご紹介します!

ナルメル王のパレット

エジプトの最初の王であるナルメルが描かれています。パレットとは化粧板とも訳されており、アイシャドーをすりつぶすために使った板のようで、こちらは実用としてではなく儀礼用のものだったようです。

ハトシェプスト女王

こちらはハトシェプスト女王(第18王朝)です。古代エジプトでは王妃が大きな権力を持つことはあっても、女王となることは稀であり、ハトシェプストは古代エジプトで唯一女性が王になった人物のようです。

また、出口付近には同じくハトシェプスト女王のスフィンクス像もありました。

ラメセス2世の幼少期の像

エジプト史上最も偉大な王とされるラメセス2世ですが、指を口にくわえるかわいらしい姿の像も展示されています。多くの観光客が素通りしていたのですが、びびっと来るものがあり、思わず一緒に写真も撮りました。同じポーズをして撮影してたら、近くを通ったスタッフの人に笑われましたが(笑)

黄金の玉座

2階には王家の墓から発掘された副葬品の数々も展示されています。こちらはそのなかでも有名な黄金の玉座であり、黄金に輝く様を写真に収めようとわりと人が多く集まっていました。

ツタンカーメンの黄金のマスク

そしてお目当てのツタンカーメンの黄金のマスクです。こちらは部屋の中での撮影は禁止とのことでしたが、部屋の外の隙間から黄金のマスクを撮影できました。

部屋の中央には黄金のマスクがおかれ、またミイラが入る棺や副葬品なども部屋の中に展示されていました。ここが一番冷房も効いており、そのせいもあってか人口密度が高かったです。

メンカウラー王

ちっちゃい像がいくつか並んでいるだけだったのでスルーしてしまいそうになりましたが。こちらの真ん中の像はピラミッドを建造したメンカウラー王です。

書記官の像

またファラオ以外にも展示品がいくつかありますが、こちらの書記官の像はそのなかでもメジャーな展示品です。書記官は当時のエリートだったようなので、こうした像が残っているのかもしれません。全体的にファラオ以外の方が、リアルな見た目をしています。

移転作業中

館内のところどころでは立ち入り禁止のエリアや、そうでなくとも収蔵品がなく代わりに下記のようなボックスがおかれたエリアがありました。明らかに移転に向けて展示品をボックスに入れ替えている様子がまるわかりでした。

エジプト考古学博物館の見学時の注意点

エジプト考古学博物館は屋内施設なので、ピラミッドなどの観光地と比較すると客引きなども少なく過ごしやすかったです。ただ見学するうえでいくつか注意点やこうしておけばよかったという部分があったのでご紹介しますね。

ガイドの勧誘

博物館の敷地内、チケットオフィスが終わった直後くらい、スタッフ面したおじさんに話しかけられました。どうやらガイドだったようで、「ガイドツアーだからついてこい」としきりに誘ってきます。結論、無視でよいかと思います。

自称ガイドを名乗る人たちの中にはもしかしたら本物もいるのかもしれませんが、あとから高額のチップを要求されるケースもあるようなので、基本関わらないスタンスでいるのが良いと思います。ガイドなしでも十分楽しむことができます!

事前知識をつめておく

これは注意というか後悔なのですが、もう少し事前にどんな展示があるか予習しておけばよかったなと思ってます。移転作業中とはいえ、展示品の数は膨大なので必見スポットや展示物の背景情報の知識は勉強していたらもっと楽しめただろうなと思います。

直前にYoutubeを見たりブログ記事を読んだりしましたが、ガイドブックなど1冊くらい買って用意してもよかったかもしれません。一応るるぶは購入していたのですが、やっぱりるるぶだと紙面の関係上主要な展示品のことしかわからなかったので。全体的なプランニングをするにはとても便利なんですけどね!

あとは定番ですが地球の歩き方ですかね。わりと詳しく書いてあって、あとからこういう展示物だったのか!と写真と解説を見比べたりしました(笑)

暑さ対策は必須

そして何よりも大事なのは、暑さ対策です。館内は屋内なので直接日差しにあたることはないのですが、どうにも冷房の効きにムラがあって館内は暑かったです。老朽化している古い建物なので空調の効きが悪く、場所によっては窓を開けて風をいれようとしていたりするほどでした。

水などの飲み物は必須ですし、うちわやハンディファンがあるとなおよしだと思います。いつもはハンディファン持ち歩いているのですが、持参するのを完全に忘れてました。

まとめ★個人手配でも大丈夫!エジプト考古学博物館を堪能!

エジプト考古学博物館は個人手配でも簡単にチケット購入ができて、ガイドなしで十分楽しめるほど展示品が充実していました。ツタンカーメンの黄金のマスクは勿論、本物のミイラや、教科書でしか見たことがない石像など、見どころ満載!

本記事も参考にしながらエジプト考古学博物館を堪能してみてくださいね。ぜひ、ご参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました