トルクメニスタンは独裁国家?入国条件・治安・情勢について調べてみた【2025年最新】

アジア
記事内に商品プロモーション(広告)を含む場合があります

中央アジアに位置する謎多き国、トルクメニスタン。万博でも異彩を放つ展示がじわりじわりと人気になってきました。観光客が極端に少なく、旅行ブログでもあまり見かけないこの国ですが、「独裁国家って本当?」「入国は厳しい?」「治安はどうなの?」と気になる点はたくさんありますよね。

洞窟にできた天然ガス田の地獄の門が有名な国なのですが、私も万博で注目されるまであまりトルクメニスタンについて知る機会がありませんでした。

安易な気持ちで次の海外旅行で行きたいなとか思って調べてみたのですが、なかなか入国は難しそうなのですが、せっかく調べてみたので最新の入国条件や治安情報、政治体制についてまとめてみました。

たぶん行く人(というか入国条件を満たす人)はほとんどいないと思いますが、参考?になれば幸いです。

トルクメニスタンは独裁国家なのか?

トルクメニスタン

結論からいうと、世界的には「権威主義体制の強い国」として分類されています。Freedom House「Freedom in the World」レポートによるとトルクメニスタンは毎年「Not Free(自由ではない)」に分類されているようです。

  • 1991年の独立以来、長らく大統領による一党支配が続いており、メディア・言論の自由も厳しく制限されている
  • 現在の大統領セルダル・ベルディムハメドフ氏は、前大統領の息子で、親子二代にわたる世襲となっている
  • 海外の報道機関やNGOからは「独裁的な統治」「カルト的個人崇拝」が指摘されることも

とはいえ、観光客が訪れる分にはそこまで直接的な影響はないのが現状です。私たちが普通に訪れることができる国でも、世襲の国や一党支配の国は多々あるので、それだけでNGというわけでもないかとは思います。

入国条件:ビザは必須!個人旅行は制限あり

必要な手続き(2025年6月時点)

  • 観光ビザは必須(日本人を含むすべての国籍)
  • ビザ取得にはトルクメニスタン政府公認の旅行会社からの招待状が必要
  • 観光は基本的にガイド付きのツアー同行が条件
  • 空港でのビザ発給(VOA)もあるが、事前手続きが不可欠

日本国内の手配代行会社を通じて申請するのがスムーズですが、招待状を手に入れるのはなかなか骨が折れるようです。個人旅行ではほぼ無理で、政府公認の旅行会社によるツアー旅行でないと難しく、それですら2~4週間以上手続きに時間を要します。なお、陸路での入国(ウズベキスタンやイラン経由)は制限が多く、別途注意が必要なようです。

しかも稀に招待状の発行が拒否されることがあります。

メディア関係者やNGO勤務者、または過去の訪問歴や渡航目的によっては審査が厳しくなるようです。

治安は良い?悪い?

一見意外かもしれませんが、治安は比較的安定しているという情報があります。

  • 首都アシガバートや観光地では犯罪率は非常に低いとされています
  • 一方で、政府による監視や規制は厳しく、撮影禁止エリアが多い
  • 夜間の外出や単独行動は避けるのが無難。

監視や規制が厳しいので犯罪率は低いようです。一般の観光客でも、空港や公共施設の写真撮影は禁止されている場合が多く、警察にパスポートの提示を求められることもあるので、常に携帯しないといけないようです。

現地の情勢や雰囲気は?

  • アシガバート市内は、白亜の建築と巨大なモニュメントが並ぶ異世界的な雰囲気
  • 公共のWi-Fiはほぼ皆無で、インターネットの検閲も非常に厳しい
  • Google、YouTube、Instagramなど多くのSNSがブロックされているため、VPNは必須アイテム

政治体制や情報統制の強さは旅行中も感じるという声がありますが、現地の人々は親切で素朴という情報も。観光地での対応も丁寧で、安全に旅ができる環境は整っています。

【まとめ】旅行はできるが“特殊な国”であることを忘れずに

トルクメニスタンは気軽に行ける国ではありませんが、そのぶん旅の印象は強烈な雰囲気を調べているだけでもひしひしと感じました。事前準備さえしっかりすれば、比較的安全に観光ができそうだなと思いつつ、ホテル・移動手段・ガイドなど事細かにスケジュールや詳細を決めておく必要があり、ふらっと行ける感じではなくちょっと私には合わなさそうでした。

とはいえ、海外旅行好きな人ほど、忘れられない旅になるかもしれません!

タイトルとURLをコピーしました